三菱電機株式会社は、自動車機器事業の主要生産拠点である姫路製作所(兵庫県姫路市)に新実験棟(土山第15実験棟)を建設します。今後需要増加が見込まれる電動車両用モーターおよびインバーターの開発・評価体制を強化し、自動車機器事業のさらなる拡大を目指します。投資金額は約22億円で、2019年8月に稼働を開始する予定です。
新棟の概要
名称 | 土山第15実験棟 |
所在地 | 兵庫県姫路市千代田町840番地(姫路製作所内) |
面積・構造 | 延べ床面積約7,800m2、鉄骨造7階建 |
主な建物用途 | 電動車両用モーター・インバーターの開発・評価 |
投資金額 | 約22億円 |
環境・省エネ対策 | 空冷ヒートポンプチラー、LED照明(天井直付型43W×約1,300台)、電力設備監視システム、空調冷熱総合管理システム、スーパー高効率トランス(6.6kV/200V/100V)、全熱交換器(換気システム)など |
背景と狙い
近年、地球環境保護の観点から、世界の自動車市場ではCO2の排出量削減に大きく貢献するHEV※やEVなどの電動車両の普及が急加速しています。
当社は今回、姫路製作所内に新実験棟を建設し、需要拡大が見込まれる電動車両用モーターおよびインバーターの開発・評価体制を強化します。今後も当社が保有するパワーエレクトロニクスや車載制御、モーター巻線などの独自技術を強みとする製品を開発・生産し、自動車機器事業のさらなる拡大を目指します。
- ※Hybrid Electric Vehicle:ハイブリッド車