三菱電機株式会社は、エッジライト方式※1の薄型青空パネルとフレームを組み合わせた厚さ100mm以下の独自の照明構造で、室内にて奥行き感のある青空と自然光を表現する「青空を模擬するライティング技術」を開発しました。オフィスや公共施設などの室内空間の快適性向上に貢献します。本技術は、「CEATEC JAPAN 2018」(10月16日~19日、於:幕張メッセ)に出展します。
- ※1パネルの端面に配置したLEDの光をパネル内部で導光させる方式
開発の特長
- 厚さ100mm以下の薄型構造で、室内にて奥行き感のある青空と自然光を表現
- ・レイリー散乱※2を発生する光散乱体の側面からLED光を導光させ、散乱光を青空として表現するエッジライト方式の薄型青空パネルを開発
- ・薄型の青空パネルと太陽光が差し込む様子を表現するフレームを組み合わせた厚さ100mm以下の独自の照明構造で、室内にて奥行き感のある青空と自然光を表現
- ・通常の照明器具と同程度の薄型構造により、設置スペースを問わず、オフィスや公共施設などで幅広く適用可能
- ※2大気圏に太陽光が入射した際に大気を構成している分子によって発生する現象。このとき、波長の短い青い光は波長の長い赤い光よりも強く散乱されるので、昼間に地上から見上げる空は青く見える
- 昼間の青空だけでなく朝焼けや夕焼けなどの時の移ろいを感じさせる色変化が可能
- ・色の異なるLED光源の発光量を自動設定で時間的に変化させる制御により、昼間の青空だけでなく朝焼けや夕焼けなどの時の移ろいを感じさせる色変化が可能
今後の展開
今後、窓のない部屋や地下などの閉鎖的な室内空間への適用を検討し、オフィスや公共施設などの快適性の向上に貢献します。