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ニュースリリース

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2018年11月16日
電シ本No.1805

アラブ諸国の通信・放送インフラの安定運営に貢献

カタールの通信衛星「Es'hail-2」の打ち上げに成功

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  三菱電機株式会社は、カタールの国営衛星通信事業者であるEs’hailSat(エスヘイルサット)社(本社:ドーハ)から受注した通信衛星「Es’hail-2(エスヘイル2)」の打ち上げに成功しましたのでお知らせします。

 「Es’hail-2」は、当社が日本の衛星メーカーとして、アラブ諸国から受注した初めての人工衛星で、11月16日午前5時46分(日本時間)、米国フロリダにあるケープカナベラル空軍基地から打ち上げられ、同日午前6時18分にロケットからの分離に成功しました。今後、「Es’hail-2」は、地表から約36,000km上空の静止軌道まで自律移動し、静止軌道上での性能確認試験を行い、2019年1月以降にEs’hailSat社へ引き渡す予定です。

「Es’hail-2」の概要

 「Es’hail-2」は、KuバンドとKaバンドの高出力先進通信システムを搭載し、Es’hailSat社が提供する、より広範囲で大容量かつ高セキュリティーな商用TV通信や商用データ通信および政府系機関向け通信サービスに利用されます。また、静止衛星として世界で初めてアマチュア無線通信サービスにも利用されます。
項目 通信衛星「Es’hail-2」
衛星バス 国産標準衛星バス「DS2000」
設計寿命 16年以上
中継器 Ku帯、Ka帯など
衛星質量 約 5.3トン(打ち上げ時)
ミッション ・中東・北アフリカ地域向けの直接放送サービス
・政府向け通信サービス
・アマチュア無線サービス
納入形態 軌道上引渡し
(DIO:Delivery In Orbit)

Es’hailSat社について

Es’hailSat社[正式名称:Qatar Satellite Company(カタール・サテライト・カンパニー)]は、2010年に設立されたカタール国営の衛星通信事業者で、主に、中東・北アフリカ地域へ放送・通信サービスを提供しています。

 「Es'hail」とは中東で夏から秋にかけて現れる星の名前で、同地域では幸運をもたらす星として知られています。

今後の取り組み

 当社は、これまで国内外で500以上の衛星プロジェクトに参画し、今日の日本の宇宙開発におけるトップメーカーとしての地位を築いてきました。「Es’hail-2」においても、打上げ後も地上局と技術者へのトレーニングサービスや運用支援サービスを提供します。今後も高い製品力と技術力を生かした人工衛星システムをはじめとする宇宙システムで、政府、民間事業者のサービスに貢献していきます。

製品担当

三菱電機株式会社 鎌倉製作所

〒247-8520 神奈川県鎌倉市上町屋325番地

お客様からのお問い合わせ先

三菱電機株式会社 商用衛星営業部

〒100-8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号

TEL 03-3218-9651 FAX 03-3218-3314

www.MitsubishiElectric.co.jp/society/space/

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