開発の特長
- 建物揺れ発生時のロープの揺れを大幅に抑制し、エレベーターの安定運行に貢献
- 永久磁石の磁力を利用し、振幅に応じて、乗りかご上部のロープ端末の揺れをあえて増幅
- ロープの共振周波数※1の低下により、建物とロープが共振しにくくなり、ロープの揺れを大幅に抑制
- 運行休止頻度が低減し、エレベーターの安定運行に貢献
- ※1
ロープが揺れやすい周波数
- エレベーター実機での制振試験に成功
- 当社の稲沢製作所(愛知県稲沢市)にあるエレベーター試験塔「SOLAÉ」(高さ173m)にて、長周期地震動による建物揺れの模擬試験を実施
- 「ロープ制振装置」がない場合と比較して、ロープの揺れが55%以上※2減少することを実証
- ※2
従来のロープの中心部の揺れの大きさを1として比較
今後の展開
今後もエレベーター試験塔「SOLAÉ」で建物揺れを模擬した試験検証を進め、2021年度の製品化を目指します。
開発担当研究所
三菱電機株式会社 先端技術総合研究所
〒661-8661 兵庫県尼崎市塚口本町八丁目1番1号
FAX 06-6497-7289
http://www.MitsubishiElectric.co.jp/corporate/randd/inquiry/index_at.html