納入システムの特長
- 運行中の列車の情報を随時データセンターに集約し、車両状態の「見える化」を実現
- 当社が開発した最新の車両制御情報管理装置(以下、TIS※2装置)が運行車両の走行位置・車内温度・乗車状況(混雑度)など、さまざまな情報を収集
- 高速大容量無線通信装置により、収集した情報を随時データセンターに伝送
- 収集した情報を蓄積することにより、過去の車両状態も含めた「見える化」を実現
- ※2
TIS:Train-control Information Management System
- 乗務員と指令員間で機器状態を迅速かつ正確に共有し、運行支障時間を短縮
- TIS装置が機器の状態を常時監視し、異常発生時には車両の現在位置や故障状況をデータセンター経由で速やかに指令所や車両基地へ配信
- 運転台の表示画面と同じ画面を指令所や車両基地の端末に表示し、乗務員と指令員・検修作業員間の情報共有を迅速化・正確化。スムーズで適切な処置を実現し、運行支障時間の短縮に貢献
- 車両搭載機器の動作データを分析し、検査項目・部品交換周期の最適化を推進
- TIS装置が走行中における車両搭載機器の電流値や電圧値など、詳細な動作データを収集
- 今後、収集した車両のビッグデータを分析し、検査項目および部品交換周期の最適化を推進
今後の展開
TIMAにより収集・蓄積されたビッグデータの一部は、オープンデータとして提供することが検討されており、スマートフォンのアプリなどで活用することで、お客様サービスの向上が可能となります。
今後、当社はIoT技術を活用した鉄道車両の状態監視・データ分析を行うサービスを鉄道事業者に提供し、経過時間を基準とした保守業務(TBM※3)の効率化と機器の状態を基準とした保守業務(CBM※4)を実現することで、鉄道車両保守業務の最適化に貢献します。
- ※3
TBM:Time Based Maintenance
- ※4
CBM:Condition Based Maintenance
お客様からのお問い合わせ先
三菱電機株式会社 交通事業部
〒100-8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
TEL 03-3218-1293 FAX 03-3218-2641