開発の特長
- 世界で初めて、マルチセル構造のGaN-HEMTを単結晶ダイヤモンド基板へ直接接合
世界で初めて、トランジスタを並列に8セル組み合わせたマルチセル構造のGaN-HEMT層を、産総研が開発したナノ表面改質層を介した常温接合法により、熱伝導率の高い単結晶ダイヤモンド(熱伝導率1900W/m・K)の放熱基板に直接接合
- GaN-HEMTの出力密度・電力効率の向上により、省エネに貢献
単結晶ダイヤモンド基板により放熱性を高め、GaN-HEMTの上昇温度を211.1℃から35.7℃に低減※5し、トランジスタ当たりの出力は2.8W/mmから3.1W/mmへ約10%増加※5、電力効率は55.6%から65.2%に向上※5し、省エネに貢献
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シリコン基板を用いた同構造GaN-HEMTとの比較において
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開発体制
名称 | 担当内容 |
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三菱電機 | ダイヤモンドを直接接合したGaN-HEMTの開発(設計、製造、評価、解析) |
産総研 | ダイヤモンドとGaNの接合プロセス開発 |
本成果の一部は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務の結果、得られたものです。