三菱電機株式会社は、一般財団法人日本繊維製品品質技術センター神戸試験センターと共同で、当社ピュアミストデバイスが新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 ※1)の残存率を作用開始から3時間で99%以上低減する※2ことを確認しました。
ピュアミストデバイスは、室内のウイルスや細菌などを低減することを目的に2010年に開発したデバイスです。空気中の水分を集め、集めた水分に高電圧をかけ生成した電気を帯びたナノレベルの水粒子「ピュアミスト」が、空間を浮遊することで菌などの活動を抑制します。また、ナノレベルのミストによって、肌や髪を保湿する効果もあることが特長です。
当社はこれまで、大学や公的研究機関と共同で、ウイルスではA型インフルエンザウイルスA/Aichi/2/68(H3N2)、細菌では表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis NBRC12993)、カビではアオカビ(Penicillium citrinum NBRC 6352)、アレル物質ではスギ花粉に対するピュアミストデバイスの有害物質低減効果について実証を行ってきました。今回、近年の新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)への効果検証を行いました。衛生性に関する社会課題発生の可能性があるなか、当社は、衛生性向上に貢献するためウイルス・細菌などを抑制する技術を向上させていきます。
- ※1
Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2、略称:SARS-CoV-2新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因となるコロナウイルス
- ※2
本実証は、ピュアミストデバイスを搭載した試験装置での実証効果であり、製品・実使用環境での効果を示すものではありません
お客様からのお問い合わせ先
- 三菱電機株式会社 住環境研究開発センター(大船)
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