法律を武器に、グローバルなビジネスを支える

法律のエキスパートとして、あらゆる企業活動を支える「法務・コンプライアンス部」。事業がグローバル化・多様化する現在、リスクを最小限に抑え、ビジネスの推進をサポートする法務部門の重要性は一層増しています。高い専門性を駆使して活躍する岡田和仁に、日々の業務とその醍醐味について語ってもらいました。

岡田 和仁の写真

法務・コンプライアンス部

岡田 和仁-Kazuto Okada-

大学時代は法学部で学び、アメリカ留学に挑戦。
音楽が好きで、社内の軽音楽クラブで活動しています!
担当はエレキベース。

  • 2017年4月入社
  • 2017年6月~
    2018年3月
    社会システム事業本部 伊丹製作所 営業部。法務・コンプライアンス部の配属前研修として、海外交通事業の製作所営業を務め、現場を経験。
  • 2018年4月~
    現在
    法務・コンプライアンス部。主に海外交通事業・宇宙事業の法務支援に従事。

法律のプロとしてものづくりに寄り添う「法務・コンプライアンス部」。岡田は、主に海外の交通・宇宙事業を法的な側面からサポートしています。企業の「アクセル」と「ブレーキ」とも言われ、事業の成長とリスクマネジメントに欠かせない法務の仕事。その重要性とは——。

岡田「企業活動におけるリスクをいかに回避し、最小化するか。それが法務に求められる役割であり、損益に直結するため責任は重大です。例えば、業務の中でも大きな比重を占める契約書の起草や確認。取引先と契約する際は、後々不利益を被らないよう相手の要求を一つひとつ検討し、万一トラブルが起きた場合の責任の所在を明確にしなければなりません。互いの条件を細かくすり合わせ、交渉し、合意につなげていくのが私たちの仕事です」

岡田 和仁の写真
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岡田 和仁の写真
岡田 和仁の写真
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加えて、岡田の取引先は、商慣行の違いからトラブルが多いとされる海外の企業。現地の拠点や弁護士と協議を重ね、取引先と直接交渉することも少なくありません。こうした取引を成功に導くには、語学はもちろん、独自の観点や知識が求められると言います。

岡田「海外では、とにかく『契約書がすべて』。協議の余地を残す場合もある日本とは異なり、あらゆる事態を想定し、明確に規定する必要があります。ゆえに、受注前の契約交渉がより重要であり、気を引き締めて臨んでいますね。また、扱う製品・サービスの特性によって条件や対応が異なる点も注意が必要です。人工衛星を宇宙で修理することは不可能ですし、365日稼働する鉄道の修理に時間はかけられない。法律の知識に加え、事業への理解が不可欠なのです」

契約にまつわる業務のほかに、法規制をクリアするための調査や助言、受注後に不測の事態が起きたときの対応なども岡田の仕事。専門性だけでなく、関係する部署と密にコミュニケーションをとり、共に最善策を考えていく姿勢も大切だと続けます。

岡田「リスク管理は大前提として、法律というルールに則り、事業が円滑に運ぶ環境を整えるのも私たちの役割の一つ。各セクションの担当者と知恵を出し合い、大規模なプロジェクトが実現したときは達成感を感じます。大きなやりがいのある法務の仕事をさらに極めるため、今後はガバナンスに関連する分野や、海外のコンプライアンス体制についても学んでみたい。会社の制度を活用し、海外のロースクールへの留学も検討しています」

意欲的にキャリアを重ねる岡田。現在の部署は同世代の社員も多く、和気あいあいとした雰囲気が、働きやすさやモチベーションにつながっているとのことでした。見えない部分を支える、企業活動の番人へ。法務のエキスパートを目指す道のりは続きます。

わたしたちの​三菱電機オノマトペ

法務の仕事は、地道で細かく、かつ重要な作業。
丁寧に仕事を進めていくことを大切にしています。

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記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。