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神奈川支社
支社だより・活動報告

2024年度 社会貢献活動「東京湾アマモ場再生活動」
(社会貢献活動「ひとり親世帯支援活動」として本活動へひとり親世帯をご招待)

5月25日(土)、神奈川県内5事業所との共催で金沢八景-東京湾アマモ場再生会議 様ご協力の下、横浜市金沢区の「海の公園」にて「東京湾アマモ場再生活動」を実施しました。

この活動は、海水浄化作用のある海草「アマモ」の数を増やすことで、海の浄化や生態系の保全を目指す社会貢献活動で、2013年度から取り組んでいます。(2020年度~2022年度を除き、毎年実施)

今回は、当社の神奈川県内5事業所の従業員およびその家族189名と、横浜市内のひとり親のご家庭6世帯15名(横浜市社会福祉協議会様経由でのご招待)の合計204名が参加し、潮の引いた遠浅の海に入って、アマモの花枝(種子)を採取しました。当日採取したアマモの花枝は、金沢八景-東京湾アマモ場再生会議 様に回収いただき、熟成・発芽・育苗を経て、アマモ場再生のため、来年春頃に、東京湾内のアマモ生息に適したエリアに撒かれます(参考①ご参照)。

今年は、昨年秋の台風や、周辺海域の高水温の影響を受け、アマモ自体の生育状況はいまひとつという状況でしたが、それでも子供たちは花枝の採取後、タモ網を使って海の生き物の採集と観察にも取り組み、自然への興味関心、ひいては環境問題への意識を高めていました。

今後も「東京湾アマモ場再生活動」を通して、温暖化対策はもとより、生物多様性保全や循環型社会の形成など、多様な社会課題の解決やSDGsへの貢献に取り組んでまいります。

  • 「アマモ」は海中の栄養(窒素やリン)を吸収し酸素を放出することで海水を浄化する海草の一種です。アマモが多く生育する「アマモ場」は、小魚などの隠れ家・生育場、産卵場となっていることから「海のゆりかご」とも呼ばれ、海の浄化・生態系の保全に重要な役割を果たしています。横浜地区の沿岸部においても、埋め立てや港湾開発により、かつては多く存在していたアマモ場のほとんどが失われてしまいましたが、アマモ場を再生させるべく、2003年に「金沢八景-東京湾アマモ場再生会議」が発足し、当社もその活動に参画しています。
  • 金沢八景-東京湾アマモ場再生会議 様
    HP:https://www.amamo.org/

(参考①:https://umibeken.jp/category/nature/
→「Jブルークレジット」で国内初の認証を受けた「横浜ベイサイドマリーナ横に再生したアマモ場」にも、当社の活動において採取されたアマモの花枝から育成された種子を一部使用。