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神奈川支社
支社だより・活動報告

『第31回 横浜環境活動賞』において「実践賞」を受賞

横浜市が主催する『第31回 横浜環境活動賞』において、三菱電機(株)神奈川支社が「実践賞」を受賞しました。この賞は、横浜市内で環境保全や環境改善に顕著な貢献をした個人や団体を表彰するものであり、神奈川支社の長年にわたる取り組みが評価された結果です。
三菱電機(株)神奈川支社は、2013年度から金沢区・海の公園で「東京湾アマモ場再生活動」を実施してきました。アマモは海草の一種であり、海洋生態系の保全に重要な役割を果たしています。アマモが多く生育する「アマモ場」は魚類や甲殻類の生息地となり、海洋生物の多様性を支えるだけでなく、海水の浄化や二酸化炭素の吸収にも寄与します。しかし、近年の環境変化や港湾開発の影響でアマモ場が減少しており、その再生が急務となっているため、NPO法人と協力し、アマモの花枝(種子)採取や育成活動を行いアマモ場の再生に尽力しています。
また、カーボンニュートラルポート形成に寄与する「横浜港への陸上電力供給システム」の導入をいたしました。一般的に船舶における発電機の周波数は60Hzですが、東日本地域は50Hzの電力が供給されていることから、港に停泊する船舶はエンジンを稼働させて電力を供給していました。これにより大量の二酸化炭素や有害物質が排出されていましたが、電源周波数変換装置を備えた陸上電力供給システムを導入することで、船舶はエンジンを停止し、陸上から供給されるクリーンな電力を使用することができます。当該システムは港湾地域の大気汚染改善に繋がり、カーボンニュートラルの実現に向けた大きな一歩となります。
これらの取り組みは横浜市の環境改善に寄与しており、今回の「実践賞」受賞に繋がりました。
今後も神奈川支社では、環境保全をはじめとするサステナビリティへの取組みを一層推進し、よりよい地域づくりに貢献していきます。

■第31回 横浜環境活動賞(横浜市公式HP)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kankyohozen/katudo/katsudosho/dai31yokohamakankyo.html

■2024年1月22日付 当社広報発表資料(日本初、周波数変換装置を備えた公共ふ頭向け陸上電力供給システムを受注)
https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2024/0122-a.pdf