【Yコンタクト構造(ドーム&コーン型)振動板】
DIATONE上位モデルで採用したYコンタクト構造(ドーム&コーン型)振動板をDS-G400にも余すことなく注入。リニアな高音域再生を可能にするドーム型と、ワイドレンジ再生を実現するコーン型の長所を併せ持つ「ドーム&コーン型」を採用。伝搬速度が高く、金属振動板のような固有音を持たないNCV振動板の特性と相まって、力強く伸びやかでありながらピーキーな部分もなく、コンサートホールの雰囲気や空気感までも忠実に再現します。また、Yコンタクト構造によってドーム型とコーン型の接点部構造を最適化し剛性を増して可聴帯域内の共振をなくすとともに、ボイスコイルの駆動力をストレートに振動板に伝えることで、心地よい高音域特性を獲得。高音域の不自然な硬さや耳にまとわりつく音がないため、金管楽器や弦楽器などの再現性が難しい楽器までリアリティの高い再生を可能にしました。
【高度な組み立て精度】
DS-G400はボイスコイルの中心と磁気回路の中心を厳密に一致させるため、専用治具を使って数十μm単位で管理して位置決め をしています。DS-G500やDS-G300では行わなかったボイスコイルの専用治具による厳密な位置決めにより、磁気空隙部に発生する磁気歪を最小限に抑制することができます。さらに、磁性流体を増やしたことでf0付近の音圧上昇を抑え、よりフラットな特性を可能にしました。
【ダイレクター形状】
ダイレクターは意匠性の向上はもちろん音響パーツとして細部までこだわり設計しました。複数のダイレクターの形状で試聴を重ね、奥行きがあり広いステージを実現。音の放射を効果的に制御することで音の浸透力を高めるとともに、丸みを帯びたデザインはあらゆる車内空間にマッチします。また色はDS-SA1000を彷彿とさせるDIATONEメタリックブラウンを採用しました。