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三菱カーナビゲーションシステム

NR-MZ300PREMIサウンドチューニング

車内にリスニングルームを超える音響空間を創り出す、
DIATONE独創のDSPテクノロジー。

左右のスピーカーとリスナーの距離や角度が異なり、さらに複雑な形状とガラスや樹脂、繊維などのさまざまな素材によって構成される車内空間。そうしたなかで、理想的な音響空間を創り出すためには、従来は音質劣化を伴う複雑な音響補正が不可欠でした。DIATONE SOUND. NAVIは、独自のDSPテクノロジーを搭載。高精度で操作性がよく、しかも音質劣化が極少という優れた補正性能と高音質の両立を可能にしました。

64bit精度演算・アジャスタブルFIR DSP

※2019年3月時点、当社調べ。国内市販向けカーナビゲーションにおいて。

業界最高水準の高精度な演算アルゴリズムが、
聴感上の高S/N感とリアルな音楽再生を実現

リスナーと左右スピーカーとの距離や角度が極端に違い、狭く形状が複雑な車内は、本来オーディオ再生には不向きな空間です。そこで、イコライザーやクロスオーバー、タイムアライメントなど、DSPのデジタル演算による音質調整を施します。
リスニングポイントの周波数特性を最適化し、音場のバランスを整えることで、ホームのリスニングルームで聴くのと同等の音響空間を実現します。一方で、信号に演算処理を施すことは演算精度の制限により、一部の音の情報が劣化し、結果的に音の鮮度感が弱まったり、音場の広がり感などのリアリティが失われてしまいます。
そのため、DSPを使いながら高音質を実現させるためには、デジタル演算による音質劣化を徹底的に極少化することが不可欠です。この音質劣化を少なくさせるには、DSPのビット数を大きくして演算精度を上げる方法と、演算回数そのものを少なくして演算誤差の累積を防ぐ方法の2種類があります。DIATONE SOUND. NAVIは、徹底的な高精度化と性能向上を追及して、演算誤差が累積する「IIRフィルタ」で得る演算結果を、誤差が累積しない「FIRフィルタ」に64bit精度演算で高精度変換する独自アルゴリズムの特許技術を搭載。通常は任意の周波数ポイントでの調整を施すことが困難なFIR方式でありながら、詳細かつアジャスタブルな調整が可能です。このDIATONE独創の「64bit精度演算・アジャスタブルFIR DSP」によって実現した、操作性と高精度を兼ね備えた「アジャスタブルFIRクロスオーバーネットワーク」と「フロント左右独立31バンド・アジャスタブルFIRイコライザー」、「マルチウェイ・タイムアライメント」を搭載。周波数特性や音波到達時間のきめ細かな補正、そして音質劣化をほとんど感じさせない高純度のサウンドを両立しました。

  • *DSP・・・Digital Signal Processor
■アジャスタブルFIRグラフィックイコライザー

業界唯一特許技術
アジャスタブルFIR
クロスオーバーネットワーク

※2019年3月時点、当社調べ。国内市販向けカーナビゲーションにおいて。

最大4Wayに及ぶ多彩なスピーカーシステムに対応

複数のスピーカーで構成されるマルチウェイスピーカーシステムの再生周波数帯域を、各スピーカーに合わせて分割するクロスオーバーネットワークも、64bit精度演算・アジャスタブルFIR DSPによって演算処理を実施します。パッシブネットワークと組み合わせ、さらにサブウーファーも含めた最大4Wayシステムまで対応が可能。しかもカットオフ周波数やスロープ、ゲイン、位相をきめ細かく設定でき、多様なシステムに対し柔軟に適応します。特にゲイン設定は調整のプロのニーズに応えて、±0.2dBステップとハイエンド機でも例を見ない程の詳細な設定ができます。また内蔵パワーアンプのフロント出力をウーファーに、リア出力をトゥイーターに割り振る「マルチアンプ接続」も搭載し、内蔵パワーアンプだけでリアルな2Wayマルチシステムに対応します。また、高音域をパッシブネットワークで2分割してマルチウェイ・タイムアライメントを併用する、「マルチ+パッシブ設定3Way/H」に加えて、低音域を2分割して高度な音場コントロールができる「マルチ+パッシブ設定3Way/L」を搭載しました。
さらにリアスピーカー用クロスオーバー設定についても、NR-MZ300PREMIは左右のスピーカーのゲイン調整、カットオフ周波数、スロープの設定が可能です。調整時にリアスピーカー左右独立ミュート及びリア一括ミュートの双方ができます。

業界唯一特許技術
フロント左右独立31バンド・アジャスタブル
FIRグラフィックイコライザー

※2019年3月時点、当社調べ。国内市販向けカーナビゲーションにおいて。

音質劣化を徹底排除し詳細な周波数特性補正を実現

スピーカーから放出された音は、リスナーの耳に届く間に車内の形状や素材の影響によって、さまざまな周波数の変化が生じます。その変化をきめ細かく補正するのが、グラフィックイコライザーです。しかし、現在イコライザーの主流となっているIIR(無限インパルス応答)方式は、調整は容易ですが演算回数が多く演算誤差が蓄積されるため音質が著しく劣化します。一方FIR(有限インパルス応答)方式は、演算回数が少なく音質劣化を最小限に抑えますが、任意の周波数ポイントでの個別調整が難しいという特性があり、イコライザーへの使用は困難でした。そこでDIATONE SOUND. NAVIは「フロント左右独立31バンド・アジャスタブルFIRグラフィックイコライザー」を採用。調整時は40bitIIR方式で演算し、再生時には一旦64bit精度演算で高精度変換をした後、さらにFIR演算方式に変換するため、容易な調整操作と高音質を両立。ゲインステップは±0.5dBと細かく、また左右共通と左右独立の双方の調整が可能です。またリアスピーカー用にも、緻密な調整ができる左右独立10バンドイコライザーを搭載しました。(ゲインステップは±0.5dB刻み)

業界唯一
IIR-FIR簡単切り換え

※2019年3月時点、当社調べ。国内市販向けカーナビゲーションにおいて。

IIRとFIRをすばやく切り換え、
調整時の音を簡単に確認可能

DIATONE SOUND. NAVIは、イコライザーやタイムアライメント、クロスオーバーネットワークの演算を、音質劣化がほとんどないFIRフィルターで処理しています。調整画面にFIRフィルターの音を確認できる「IIR-FIR簡単切り換えボタン」を設置。音質確認と調整を簡単に切り換えることができます。

  • *アジャスタブルFIRフィルターで音質確認中は、音質調整はできません。
  • *フロント・リア左右共通10バンドイコライザーの画面上には本機能は対応しておりません。

音質調整用信号発生機能

タイムアライメントとクロスオーバー設定時に
便利な調整用信号を発生させる機能を搭載

音質調整時にセッティング値が正しいか確認をしやすくするため、調整信号を発生する機能を搭載しました。タイムアライメント調整時には低音位相合わせ用の調整信号を出力させることができます。また、クロスオーバー調整時にはフロントLR、フロントR&リアR、リアLR、フロントL&リアLの4種類のピンクノイズを出力させることが可能です。

音質調整メモリー

調整値を記憶しておくメモリーを搭載

音質調整時に複数の調整値を記憶できるように、3つの音質調整メモリーを搭載しました。調整途中の異なる調整値を聴き比べることができ、楽曲や音源によって調整値を使い分けるときなどにも便利です。

さまざまなスピーカーシステムに対応可能な
DIATONE独創のマルチウェイ・タイムアライメント。

マルチウェイ・タイムアライメントは、スピーカーシステムの構成に関わらず、スピーカーの能力を最大限まで引き出します。
スピーカーごとの距離補正に加え、各々の再生周波数帯域における音の指向特性を加味したゲイン調整までも可能にしました。
フォーカスの合った音像から生まれる、圧倒的な臨場感を再現します。

業界唯一特許技術
マルチウェイ・タイムアライメント

※2019年3月時点、当社調べ。国内市販向けカーナビゲーションにおいて。

一般的なカーオーディオシステムは、トゥイーターがある純正スピーカーやパッシブネットワーク付きの市販セパレート2Wayスピーカーなど、1つの出力線に2つ以上のスピーカーが接続されています。そのため、リスナーから各スピーカーの距離が違っているにもかかわらず、スピーカーごとにタイムアライメントやゲインを調整できず、フォーカスの合った音場が作り出せません。もし、通常のタイムアライメントで調整したければ、各スピーカーに独立のアンプ出力をあてるマルチアンプ接続にするか、バイアンプに対応したスピーカーシステムに交換する必要があります。DIATONE SOUND. NAVIは、通常のマルチアンプ方式のタイムアライメントに加え、パッシブネットワークシステムにも対応できるDIATONEの特許技術「マルチウェイ・タイムアライメント」を搭載。高音・中音・低音それぞれを再生周波数帯域ごとに分割することで、大幅なシステム変更を行わず、スピーカーごとのタイムアライメントやゲインの調整を可能にしました。各スピーカーの距離差はもちろん、1本のウーファーのなかでの中音域と低音域の指向性の違いもきめ細かく補正。すべての帯域の音が耳に届くタイミングと音量を均一にすることで、車内にいながらライブ会場で聴くような圧倒的な臨場感を実現します。

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