- トップページ
- 個人のお客様
- 三菱電機 CME(CLUB MITSUBISHI ELECTRIC)
- 家電
- 家電のコラム
- 雑穀と玄米を取りいれて、新しいおうちごはんを楽しむ
「新しい生活スタイル」が求められるなか、現代ではすっかりあたりまえとなった外食から、
おうちごはんへとスタイルが変わるということは、数十年前の生活スタイルに戻るということ……?いいえ。そうではありません。
五ツ星お米マイスターの佐藤貴之さんは「食が豊かになった現代ではおいしさの基準が変わってきている」と分析します。
「古来、人間にとって『おいしさ』とは身体をより健康に保つためのものさしでした。糖質や脂質のように、本能で『おいしい!』と感じられる成分は体にとって必要不可欠な栄養です。しかし『飽食』と言われる現代では白米や油などを手軽に摂取できるようになりました。さらに生活習慣病などが身近な課題になったことで、現代では健康的という『新しいおいしさ』も求められるようになったのです。雑穀米や玄米などには、噛むと白米とはまた違う『健康的なおいしさ』が感じられますよね」
その味わいはまさに現代ならではの新しい「おいしさ」。でも日常の食習慣に雑穀米や玄米をバランス良く上手に取り入れるのは意外と難しいもの。そこで佐藤さんに「現代人にとっておいしいと感じられる雑穀米と玄米のブレンド」を考案してもらいました。
「雑穀にも香りが強いものや穏やかなものなど、さまざまな特徴があるので、ざっくりとでも把握しておくとアレンジしやすいですね。」
POINT
- ●雑穀初心者は、白米の1割を置き換えるくらいからスタートすると慣れやすい。
- ●アマランサス、ひえ、はと麦は香りの好みが分かれるので慎重に。
- ●アマランサスやキヌアなど粒の小さい雑穀は、洗うと浮いて流れ出たり、ざるの目をくぐりぬけてしまうので取り扱い要注意。
- ●水に浮くような雑穀類(あわ・ひえなど)を混ぜて炊く時は、よく混ぜてしばらく浸し、雑穀類が沈んでから炊く。
さあそれでは炊いてみましょう! 今回使った雑穀はこちらです。
写真の上段左から
黒米、赤米、もち麦、もちきび、押し麦、はとむぎ、もちあわ、アマランサス、ひえ。
これらを白米や高機能玄米『金のいぶき』にブレンド。
万人向けのバランス雑穀ブレンド
●白米130g、赤米10g、はと麦、もち麦各5g
赤米のぷちんとした歯ごたえも手伝って、白米の粒立ち感向上。食感心地よく、はと麦も香る。
肉に適したもっちりブレンド
●白米130g、黒米、もちあわ、もちきび、もち麦各5g
雑穀のもっちりした食感と香りが印象的。肉の弾力的な味わいと合わせて。
魚に適したさっぱりブレンド
●白米135g、もちあわ、押し麦、はと麦各5g
ほんの少しやわらかな口当たりで、ほのかに麦が香る。ほどけるような魚の食感とともに。
雑穀の香りが強い上級者ブレンド
●白米140g、はと麦6g、ひえ、アマランサス各2g
温かいうちは雑穀の香りが強め。スパイスカレーと香りを合わせると楽しい。
黒く光る金のいぶき
●金のいぶき120g、黒米30g
黒光りする見た目が食欲をそそる。もっちり食感で、白菜漬けなどに。
赤く香る金のいぶき
●金のいぶき120g、赤米30g
赤米のぷちんとした食感の奥から金のいぶきの香り。きゅうりのぬか漬けなど。
三菱ジャー炊飯器「本炭釜 KAMADO」なら白米+雑穀は、お使いのお米に合わせたモードでおいしく炊きあがります。白米に雑穀米を混ぜる場合、「白米」を選び、玄米が「金のいぶき」なら「金のいぶきモード」を使うなど、品種に合わせた炊き方を試してみて。どれも少しずつ違った食感と味わいで、新しい生活スタイルでの食卓をより豊かにする香りがします。
取材・文/松浦達也 撮影/魚本勝之
2020.09.15
本炭釜 KAMADO NJ-AWB10
圧力をかけずに、一粒一粒、丁寧に炊き上げる。
かまどごはん※の味を、ご家庭で。
※かたさと含水率
豊富な炊き分けモードを搭載
炊飯がむずかしいとされる玄米や麦飯などの「健康米」や長粒米なども、ボタンひとつでおいしく炊けます。また、全国のお米50銘柄を炊き分けられます。
便利なまとめ炊き(冷凍用)モードを搭載
冷凍ごはんとは思えない!?レンジでチンで、炊き立てのおいしさ。一粒一粒が保水膜に覆われ、お米同士がくっつきにくくなります。
本物の「炭※」の内釜と大火力で炊き上げる
職人が一つひとつ約100日間かけて仕上げた本炭釜と、かまど炊きのような大火力で香り高くツヤのあるおいしい食感を実現します。
※木炭や竹炭とは異なる炭素材料(純度99.9%)を使用しております。従来の金属と異なる素材を使用しているため、強い衝撃が加わると破損する場合があります。耐衝撃性は、一般の陶器や土鍋と同程度です。素材の特徴ですので、大事にお取り扱いください。
五ツ星お米マイスター
佐藤貴之(さとうたかゆき)さん
米どころ宮城県における最初の五ツ星お米マイスター。新品種も含めた全国の銘柄米の特徴に詳しく、三菱炊飯器「本炭釜」シリーズの開発にあたり、本炭釜 KAMADOの「銘柄芳潤炊き」など炊飯器の炊き分け炊飯モードの開発にも携わり、品種ごとの最適な加熱について開発陣のサポートも行った。一般社団法人日本発芽玄米協会理事。