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カントーク
(ゲーン・ハンレー)
タイ北部では結婚式や新築祝いなどのお祝いで、「カントーク」を食べます。といっても、カントークという料理があるわけではありません。カントークという小さなちゃぶ台のようなテーブルに、いくつもの料理が乗ったカントークという様式の食事をお祝いとして食べるのです。
北部のカントークテーブルにも大きく2つの種類があります。ひとつは主に北部のチェンマイで使われる、チーク材製のユアン・カントーク。もうひとつはタイの東北部、イサーン地方やラオスなどにも広く普及している、竹や藤製のラオ・カントークです。
盛り込まれる料理に制約はありません。その土地、その家族にとって祝いの席にふさわしいと考えられる料理が並びます。ひとつのカントークを6~8人ほどで囲み、家族でともに楽しく食事をするのです。
カントークに盛られる代表的な料理は、ゲーン・ハンレー(タイ北部の豚バラカレー)、ナム・プリックオン(挽肉とトマトのチリソース)、サイウア(ソーセージ)、ミ-・クロップ(甘辛い揚げビーフン)、ケープ・ムー(豚皮の揚げ物)、ガイ・トート(鶏肉のから揚げ)などなど、タイ北部を代表する名物料理が並びます。
脇に添えられた竹籠に入った長粒米のもち米(カオニャオ)は、一口サイズにちぎって丸め、カレーやソースにつけて手づかみで食べるのが現地ならではのスタイル。
カントークは13世紀以降、タイ北部を支配したランナー王朝の宮廷料理がルーツとも言われています。現地には観光客向けに古くから伝わる舞踊などを交えたディナーショーがパッケージとなったカントーク料理店もあるようです。
タイ北部の料理はスパイスとハーブが効きながらも、辛すぎず、濃すぎず、誰にでも食べやすい味わい。そんな料理が小さなテーブルの上にぎゅっと詰まったカントーク。いつか現地で食べてみたい。心からそう思わせられる伝統料理の数々です。
今回は、三菱調理家電で作る
カントーク(ゲーン・ハンレー)の
レシピをご紹介します。
カントーク(ゲーン・ハンレー) 材料(5~6人分)
豚バラ肉または肩ロース肉(かたまり)800g
ピーナッツ(皮なし)80g
タマネギ1個
ショウガ2片
タマリンド(ブロック)30g
ぬるま湯1カップ
<カレーペースト>
(A)
赤唐辛子6~8本
ニンニク(粗みじん切り)4片分
タマネギ(粗みじん切り)1/4個分
レモングラス(粗みじん切り)3本分(約20g)
(B)
カピ(海老ペースト)小さじ2
カレーパウダー大さじ2
コリアンダーパウダー大さじ1
クミンパウダー小さじ1
塩小さじ1/2
サラダ油大さじ2
水4カップ
鶏がらスープの素大さじ1
(C)
パームシュガー(又は砂糖)大さじ3
ナンプラー大さじ2
作り方
①下ごしらえをする
タマリンドは粗くほぐしてぬるま湯に30分程漬け、よく揉んでザルで濾し、タマリンド液を作る。(約200g)
豚肉は3~4cmの角切りに、タマネギは2~3cm角に、ショウガは細切りにする。
赤唐辛子はヘタと種をとり除き、水に30分程漬けて柔らかくし、粗く刻む。
②カレーペーストを作る
(A)をミキサーに入れてペースト状にし(回転しにくい場合は、水大さじ2~3を加える)、(B)を加えて滑らかになるまで回転させる。
③煮込む
鍋にサラダ油を入れて【火力4~5】で熱し、②を加えて2~3分炒める。豚肉を加えて表面の色が変わるまで炒め、水、鶏がらスープの素、タマリンド液を加える。
【火力8】にして煮立ったらアクをとり除き、ピーナッツと(C)を加えてフタをし、【煮込み 2】で50分程(豚肉が柔らかくなるまで)煮る。ふきこぼれそうな場合は、フタを少しずらす。タマネギ、ショウガを加えてフタをし、さらに20分程煮込んで塩(分量外)で味を調える。
※カレーペーストは、油となじむまでしっかり炒める。
※あれば、ニンニクのピクルス(2~3個)も煮込むときにタマネギ、ショウガと一緒に加える。
カオニャオ 材料(5~6人分)
もち米(長粒米)3合(450g)
水1・1/3カップ
作り方
①下ごしらえをする
もち米は軽くすすいで、たっぷりの水に2時間程漬け、ザルに上げて水気をきる。
②もち米を炊く
炊飯器に①を入れ、水(もち米が軽くかぶるくらいの量)を加え、【長粒米 ジャスミンライス】で炊く。
※炊き上がった後、蒸らしや保温は不要。
世界各地の三菱電機をご紹介
タイ
三菱電機が海外で初めて製造拠点を設けたのがタイでした。
1964年の家電生産開始を皮切りに、現在はエレベータ、空調機器、自動車機器等の多くの製品を生産しています。
また、社会貢献活動として、1991年にタイ国三菱電機財団を設⽴し、教育支援や自然保護活動にも取り組んでいます。2014年には同財団の昼食支援プログラムが、タイ教育省より表彰を受けました。
2021.11.02