ものづくりの国ニッポンを支えてきたFA(ファクトリーオートメーション=生産工程の自動化)。
三菱電機は国内唯一のFA総合メーカーとして成長を重ね、
今も世界中でものづくりの可能性を広げ続けています。
METoA Ginzaでは、そんなものづくりの現場で活躍する産業用ロボットにスポットを当てたイベント、
「Robotic Art in Ginza -ものづくりロボットと創るアートの世界」を公開中。
ロボットたちの多彩な表現力や、彼らとともに創りあげるアートの楽しさに
すっかり魅了された編集部員が、その様子をレポートします。
- 開催期間
- 2016年9月29日(木)~2017年2月15日(水)終了しました
【1F】
ロボットの舞とスペシャルスイーツは必見!
1Fエントランスフロアでは、ものづくりロボットが優雅な舞でみなさまをお出迎え。ショップやカフェレストランにも、期間限定グッズやスイーツが登場します。
多関節アームを駆使して「扇子の舞」を披露
縦横無尽に張り巡らされた折り鶴の合間を、優雅にくぐり抜けて舞を披露するロボットアーム。「扇子の舞」と名付けられたものづくりロボットの動態展示アートは、うっとりと見惚れてしまうほどの美しさです。ふだんは工場で精密な部品を組み立てたり、重い物をすばやく運んだりと、人に代わってさまざまな連続作業を行うものづくりロボットですが、その動作はプログラム次第で自由自在。本作品では、6つの関節を巧みに操って日本舞踊を思わせる繊細な動きを披露しています。ちなみにプログラムを組んだのは、実際に工場で働くロボットのシステムを製作する三菱電機グループの技術者。0.1ミリ単位の精密動作が求められるものづくりロボットを使用しています。
期間限定のイベント関連グッズも販売
ショップでは、今回のイベントにまつわるさまざまなグッズを販売。ロボットの中でもとくにテーマとなっている産業用ロボットやセンサーを使った玩具、今回のイベントで活躍するアーティストの作品集も並んでいました。どれもイベント期間限定の貴重なセレクトグッズばかり。来館の記念に、いかがでしょうか?
楽しい写真
プリントコーナーが登場!
1Fのショップコーナーに、セルフプリント機「ピクチャーパレット」が登場しました。スマホやメモリーカードの中にある複数の写真を読み込んで自由に組み合わせたり、好きな背景を選んでスタンプや手書き文字を加えて、オリジナルの写真プリントが楽しめます。来館の最後に立ち寄って、METoA Ginzaの想い出をカタチにしてみませんか?
完成形は思いのまま。組み立て自在なスイーツ
目で楽しむだけでなく、舌でも楽しめるのがMEToA Ginzaの魅力。Me‘s CAFE & KITCHENでは、今回も素敵なコラボメニューが用意されています。イベント期間限定で登場するのは、“ものづくり”のテーマに合わせた自分でつくるスイーツ「マイ・ジェリー・アフォガード」(1日20食限定)。特別な豆を使用したコーヒーゼリーにオーストラリア産の濃厚なバニラアイスを重ね、ねじやボルト、ナットなどの部品をモチーフにしたチョコをトッピングしました。そのままでも十分おいしいスイーツなのですが、“ものづくり”の本番はここから。温かいエスプレッソやチョコレートソース、自家製オレンジジャムやミルクブロック、グラノーラなど、好みのパーツを加えながら自分だけのスイーツを組み立てられるのです。おいしくて楽しいオリジナルスイーツづくり、ぜひみなさんも挑戦してみてください。
【2F】
自らも参加できるインタラクティブシアター
64面液晶マルチディスプレイ「METoA VISION」をキャンバスに展開される、壮大で幻想的なアート。ロボットが光や映像とシンクロする先進のデジタルパフォーマンスのほか、体験型のアートも楽しめます。
ロボットと映像がシンクロする幻想アート
イベントごとにまったく新しいアート体験を楽しませてくれる「METoA VISION」。今回は「動きに宿る美しさ」をコンセプトに、2体のロボットと大画面映像が織り成す4つのシーンで、未知の映像世界へと誘います。まず最初に訪れるのは、ロボットの振りかざすステッキに合わせて光の帯がきらめく“SYNCHRONEITY”。光は舞い踊る蝶の群れとなり、“PLAY WITH BUTTERFLY”へと進行。さらに、映像の前に立つ人の動きによって光の粒子が風に舞う“DYNAMICS”、来場者自らがロボットを動かして音と映像を操る“RESONANCE”へと展開し、物語はついに完成します。ロボットと映像、そして人の手によるコラボレーションで毎回異なる映像世界を生み出す「Beauty in Motion」。その感動を、ぜひ会場で体験してみませんか。
【3F】
アートで楽しむロボットたちとの交流
3Fの体験コーナーには、高さ3メートルの「メトアキリン」やミニチュアサイズの「ロボットの街」が出現。餌をあげたり、写真を撮ったり、ARアプリで覗いたりと、さまざまなかたちでロボットたちとふれ合えます。
餌をあげると喜ぶ「メトアキリン」
3Fの一角に設けられた、草の生い茂る空間。サファリをイメージしたその中心にいるのが、キリンに見立てたものづくりロボット「メトアキリン」です。長い首をもたげてあたりを見渡す姿は、どこかとぼけた様子で愛嬌たっぷり。それを眺めているだけでも楽しいのですが、実はさらに素敵なしかけが用意されていました。「メトアキリン」が大好物のリンゴを餌の投入口から入れてあげると、ゆったりと首を下ろしておいしそうに食べてくれるのです。しかも、そのことを近くの木にとまっている鳥さんに自慢げに報告する、愛らしい動作まで加えて。とてもロボットとは思えないその動作に、編集部員もすっかり心を奪われてしまいました。子どもたちにも大人気のコーナーです。
ミニチュアアートで体験する「ロボットの街」
3Fを訪れたらぜひ立ち寄っていただきたいのが、フロアにいくつも立ち並ぶ「ロボットの街」。インターネットやSNSで人気のミニチュア写真家・田中達也さん渾身のミニチュアアートです。街を構成するのは、ロボットアームのパーツやFA製品。サーボモータが蒸気機関車になったり、ブレーカーが飛び込み台に変身したり、ベースユニットがハードル走の舞台に使われたりと、どこまでも広がるイマジネーションの世界についつい我を忘れて引き込まれてしまいます。そうした街の一つひとつをいろんなアングルから写真に収めてみるのも、この世界の楽しみ方のひとつ。目線を変えることで、きっと新しい魅力が発見できるはずです。
一人ひとりの「わたしの風」を体感!
3F展示コーナーでは、三菱エアコン霧ヶ峰を使った「わたしの風」体験スペースを設置。今までのエアコンが1つの風をみんなに送る「わたしたちの風」だったのに対して、霧ヶ峰は2つのファンを使い分けて一人ひとりに合わせた「わたしの風」を届けてくれます。
こちらの展示では、エアコンから2つの違った風が流れるのを花びらの映像が流れる速度や量の違いで表現しています。
それを検証するために、編集部員たちもさっそく実験に挑戦。
性別も身長もバラバラの3人が、それぞれエアコンから近い場所、遠い場所に立ってみると、遠くの人には、たくさんの花びらが速く流れ、近くの人には、少なめの花びらがゆっくりと流れます。心憎いアートに感動するとともに、自分にぴったりの気持ちよさを体験した瞬間でした。
また、お子様が参加された場合は、子供用の花びらの演出もあるそうです。
みなさんもぜひ、お試しください。
CLUB MITSUBISHI ELECTRICでは今後も引き続き、
METoA Ginzaの最新情報をご紹介していく予定です。
ぜひお楽しみに!