はるか遠くに思える宇宙も、実は私たちの暮らしと密接に関わっている──。
そんな宇宙とのつながりを楽しく実感させてくれるのが、METoA Ginza[メトア ギンザ]で現在開催中のイベント「Space Challenge in Ginza ー 人工衛星と大型望遠鏡で、宇宙のひみつに挑む!」です。
豊かな暮らしを支える人工衛星や、宇宙の謎に迫る大型望遠鏡など、およそ半世紀前から三菱電機が取り組み続けてきた技術と発見のもとに生まれた、まったく新しいかたちの宇宙展示イベント。
夏休みにぴったりの催しを早速体験してきました!
- 開催期間
- 2018年7月6日(金)~2018年9月25日(火)終了しました
三菱電機の宇宙事業
天気予報やカーナビ、衛星放送など、現在の暮らしに欠かせない人工衛星。1960年代から宇宙事業に参入した三菱電機は、いち早くこの人工衛星の一貫生産工場を整備し、宇宙開発事業の先駆けとなりました。これまでに三菱電機が開発した人工衛星は、静止気象衛星「ひまわり8・9号」(Himawari-8/9)や通信衛星「ST-2」、陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2)、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)など、およそ70機。さらに570以上の衛星プログラムに参画しています。
一方、宇宙をよりよく知るための大型望遠鏡の開発にも力を入れ、長野県・野辺山では、日本最大の電波望遠鏡を国立天文台と共同開発。チリ・アタカマでは、66台の電波望遠鏡から成る「アルマ望遠鏡」のうち、16台の開発・製造を担当しました。これらの望遠鏡を通じてさまざまな新発見がもたらされていることは、ニュースなどでご存知の方も多いでしょう。
地球を見守り、宇宙を見つめ続けてきた三菱電機。「Space Challenge in Ginza」では、その最先端技術をユニークな参加型アトラクションや体験型展示にてお楽しみいただけます。
【1F】
カフェもショップも楽しい、“宇宙のひみつ”への入り口
シンボルオブジェが放つ色とりどりの光に彩られた1Fエントランスは、いつもと違うMEToA Ginzaの表情を楽しませてくれます。ショップやカフェも、期間中は「Space Challenge in Ginza」仕様。宇宙関連のグッズやここでしか味わえないスイーツが用意されていました。
地球と人工衛星が描き出す万華鏡空間
館内の壁や天井を鮮やかな光で染めるシンボルオブジェ「Satellite-Reflection(サテライトリフレクション)」。特殊なフィルムを使った多面体のオブジェは地球を、その周りを取り囲む20機のモビールは人工衛星を表現しています。これらに多方面からライトを当てることで、さまざまな色彩の光がキラキラと反射し、天井にはくっきりと人工衛星の影が出現。まるで万華鏡のようにくるくると景色を塗り替えていきます。昼と夜とでガラリと風情が変わるのも、この作品のおもしろいところ。ぜひ、いろんな時間帯に眺めてみてください。
模型から宇宙食、書籍までの宇宙グッズが充実!
ショップでは、イベントテーマに合わせた宇宙グッズがずらり。三菱電機が製造を担当した人工衛星「だいち2号」「ひまわり8・9号」の木製キットをはじめ、宇宙にまつわる書籍も多数取りそろえられています。イベント期間中は、宇宙ガチャも設置されているので、見学の記念に回してみてはいかがでしょう。
ひんやりスイーツで味わう小さな宇宙
METoA Cafe & Kitchenでは、恒例のイベントコラボスイーツが登場。今回は、人工衛星と地球をイメージした、オリジナリティあふれるひと皿となっています。人工衛星は、サクサクのコーンフレークを絡めたクリームチーズ製。スライスレモンのアンテナや太陽電池パドルを模したピスタチオ入りホワイトチョコレートとのほどよい食感とハーモニーを楽しめます。そのお隣のブルーキュラソーで色づけたレモンシャーベットは、青い地球を表現。ひんやり、さっぱりした口どけは、クリームチーズとの相性も抜群です。お皿に広がる小さな宇宙を、ぜひ目と舌で楽しんでみてください。
【2F】
人工衛星打ち上げミッションに挑戦!
おなじみの64面大型ディスプレイ「METoA VISION」が、今度は大宇宙のパノラマに! この大画面とタブレットを使って、自分だけのマイ人工衛星を打ち上げるミッションに挑戦します。
環境試験をクリアして、マイ人工衛星を宇宙へ!
幾多の困難を乗り越えて、人工衛星が打ち上がった瞬間の喜び。その一端を疑似体験できるのが、「SATELLITE HEROES(サテライトヒーローズ)」です。ここでは、参加者ひとりひとりが研究者の一員。タブレットに名前を入力し、好きな性能や色の人工衛星を選びます。この“マイ人工衛星”を打ち上げるのがミッションの目的なのですが、そのためにはさまざまな環境試験をクリアしなければなりません。そこで、大画面映像と連動したタブレットを振ったり傾けたり連続タップしたりすることで、人工衛星の性能に問題がないか確認しましょう。すべての準備が整ったら、いよいよロケット発射のカウントダウン! 大画面に打ち上げられる人工衛星の姿は圧巻で、編集部員も思わず感動!終了後には、自分の名前が入った号外の「打ち上げ成功新聞」がもらえるので、ぜひ記念に持ち帰ってくださいね。
【3F】
人工衛星と大型望遠鏡を通じて宇宙を体感
3Fエキシビションフロアでは、人工衛星や大型望遠鏡について楽しく学べる展示が盛りだくさん。VRやARを使ったバーチャル体験もあり、宇宙をより身近に感じることができます。
地球と宇宙のひみつに迫る体験型フロア
大きなデジタル地球儀「触れる地球」がシンボリックに配置された、3Fエキシビションフロア。ここでは、人工衛星や大型望遠鏡をテーマにしたさまざまな展示やアトラクションを通じて、三菱電機の宇宙事業をリアルに体感できます。
人工衛星とともに宇宙を旅し、地球を見つめる
体験型シアター「人工衛星の旅」では、人工衛星が立ち向かう過酷な宇宙への旅を、ダイナミックな音と映像、振動で紹介。シアター前の所定位置でヘッドフォンを装着することで、ロケットの発射から分離、太陽電池パドルの展開までの状況を全身で体感でき、まるで人工衛星になったかのような気分を味わえます。そして、その人工衛星から見た地球をさまざまな角度から観察できるのが、インタラクティブなデジタル地球儀。キーワードで呼びかけると画像が変化し、雲や海水温の様子はもちろん、くじらや船舶の動きまでわかります。
地球を回る人工衛星のプロフィールを知る
半世紀にわたり、三菱電機が製造してきた数々の人工衛星をタッチパネルで一覧。気になる項目をタッチすると、通信や測位、気象・災害予防といった衛星機能や打ち上げ年代、衛星のフォルムなどが拡大表示されます。
宇宙空間で活躍する人工衛星を見てみよう
ふかふかクッションでくつろぎながら人工衛星を眺められる、プラネタリウム型ドームが登場。タブレット画面を通じて目の前に広がる宇宙空間では、4つの人工衛星を見ることができます。画面をタップすれば、人工衛星を360°回転させることもでき、ふだんなかなか見られない姿を堪能できます。
VRで体感する電波望遠鏡の世界
長野県の国立天文台、野辺山にある直径45mの電波望遠鏡。チリ・アタカマの高地砂漠に並ぶ66台のアルマ望遠鏡。三菱電機が製造・開発に携わった2つの電波望遠鏡をさまざまな数字やトピックスで紹介するのが、このコーナーです。目では見えないものを観測できる電波望遠鏡の仕組みや実際の観測画像を紹介するほか、VRを使った疑似体験も用意。野辺山では巨大望遠鏡アンテナの迫力を体感、アルマでは望遠鏡のそばから満天の星を眺めることができます。
この夏は、「Space Challenge in Ginza」で宇宙を体験!
宇宙への憧れをカタチにし、日々の暮らしに役立てる技術を開発し続けてきた三菱電機の宇宙技術。半世紀以上も続くその挑戦の歴史の中でも、とくに人工衛星と大型望遠鏡にスポットを当てたのが、今回のイベントの特徴です。数多くの展示で最先端技術を学べるほか、人工衛星の打ち上げを体験したり、「触れる地球」を通じて人工衛星の活動を実感できたりと、見どころもいっぱい。親子で一日楽しめるだけでなく、夏休みの自由研究にもぴったりです。この夏、ぜひご家族でMEToA Ginzaにお越しください。
2018.08.06
CLUB MITSUBISHI ELECTRICでは今後も引き続き、
METoA Ginzaの最新情報をご紹介していく予定です。
ぜひお楽しみに!