私たちの暮らしに欠かせないプラスチック製品。その使用量は、年々増え続けています。
それに伴い深刻化しているのが、製造や廃棄に関わるCO2排出や海洋プラスチックごみなどの問題です。
使い捨てをやめ、資源を分別することも大事ですが、それだけでは追いつきません。
そこで注目されるのが、「プラスチックリサイクル」です。
METoA Ginza「そだてるタウン」で開催中の「リサイクルDISCO」では、
使い終わったプラ資源が新しい製品に生まれ変わるまでのしくみを、DJ工場長が紹介。
軽快なトークと音楽に乗って、最先端のリサイクル技術を体験してみましょう。
- 開催期間
- 2023年1月26日(木) ~ 2023年11月27日(月)終了しました
【1F】
踊って学べる「そだてるタウン」へようこそ!
「リサイクルDISCO」へと続く、1Fのエントランス。毎回好評のウェルカムオブジェも、今回のテーマに沿ってリニューアルしています。ショップやカフェでは、期間限定のセレクトグッズやコラボメニューも用意されているので、お見逃しなく!
「そだてるタウン」にディスコが登場!
「そだてるタウン」の“今”を凝縮したウェルカムオブジェ。イベントの更新に合わせて、街なかにはダンスフロアが出現しています。今回の舞台は、この「リサイクルDISCO」。使い終わったプラスチックが、最先端のリサイクル技術でまた新しい製品に生まれ変わるストーリーを体感できます。
アフリカ発の高品質ブランドアイテムに注目!
1Fショップでは、プラスチックごみをリサイクルしたポーチや間伐材を使った文房具、カフェの限定メニューで使用の紅茶葉など、イベントテーマに関連したアイテムをセレクトしています。なかでも注目を集めるのは、アフリカ発の高品質ブランドを届けるオンラインショップ「Proudly from Africa 」の商品群。リアル店舗ではなかなかお目にかかれないレアグッズに出会えます。同ショップを運営する株式会社SKYAH代表取締役の原ゆかりさんは、「from VOICE 」にも登場し、途上国の持続的な開発に向けた取り組みについて語られています。ぜひチェックしてみてください。
ケニア産紅茶のクリームでいただく絶品フレンチトースト
METoA Cafe & Kitchenのイベント限定メニューとして、「ティークリームフレンチトースト」が登場! 香ばしいバゲットのフレンチトーストに添えられたクリームは、ケニアの零細農家による手摘み紅茶ブランド「Kericho Gold(ケリチョー・ゴールド)」の茶葉を使ったもの。紅茶の売上の一部はケニアの野生動物保護にあてられているそうです。バニラアイスやチョコとの相性も抜群で、ひと口ごとに異なる甘さと香りのハーモニーを楽しめます。
【2F】
銀座にディスコ?! 踊って学ぶプラスチックリサイクル
2Fの巨大スクリーンが、「リサイクルDISCO」のメインステージ。ダンスフロアに鳴り響くDJと音楽に合わせて、プラスチックリサイクルにまつわる3つのミッションをこなしていきます。
DJ工場長がリサイクルミッションをナビゲート
入口のモニターには、DJ工場長が登場。なぜ、プラスチックリサイクルが必要なのか、どうすればサーキュラーエコノミーに貢献できるのかを、ノリノリのDJトークで説明してくれます。「資源をまわし、ターンテーブルもまわしてディスコを盛り上げる!」「まわすことで、みんなをハッピーにできる!」──それを体現するのが、「リサイクルDISCO」です。会場でタブレットを受け取って、さっそく中に入ってみましょう。
「リサイクルDISCO」でプラスチックの循環を体験!
「リサイクルDISCO」では、3つのミッションに挑戦します。1つ目は、「プラスチックの回収」。場内に並ぶプラスチック製品の中から、リサイクルできそうなアイテムを3つ選んで、タブレットに登録します。すると、画面の中でアイテムは粉々に粉砕され、いろんな種類のプラスチックが混ざったフレーク状に。
このままではリサイクルできないので、今度は2つ目のミッション「プラスチック素材の選別」に挑みます。三菱電機のプラスチック選別技術には、「比重選別」「静電選別」「X線選別」の3種類があります。一見むずかしそうですが、音楽に合わせてタブレットを振ったり揺らしたりすることで、それぞれのしくみが楽しく学べるしかけに。正しく選別されたプラスチック素材は、また新しい製品へと生まれ変わることができます。
最後のミッションは、再生製品を還元し、街を盛り上げること。リサイクルされたプラスチック製品は、自身のアバターとなって巨大スクリーンに投影されます。ダンスフロアでは、このアバターたちが主役。手元のタブレットを操作して、ご機嫌なダンスを披露しましょう。
「#推すテナブル」に参加して、行動を変えてみよう
METoA 2Fでは、SNS連動企画「私の#推すテナブル」を開催中。6つのサステナブルアクションの中から、お気に入りのトピックスを選び、シールを貼って意思表明してみましょう。「#推すテナブル」をつけることで、SNSから投稿することもできます。また、会場には6つのアクション宣言カードも設置。カード裏面のQRコードから、「from VOICE」の関連ページにアクセスすれば、行動を変えるヒントが見つかるかも知れません。
【3F】
工場見学でプラリサイクルのノウハウを学ぶ
3Fでは、プラスチックリサイクルの工場見学を楽しめます。2Fで体験したプラスチック選別技術のノウハウをより詳しく学べるゲームアトラクションのほか、大人気の「空飛ぶクルマ体験コーナー」も。さまざまな展示を通して、三菱電機の最先端技術に触れられます。
流れてくるプラスチック素材を次々に選別!
プラスチックの選別は、水に浮く力を利用した「比重選別」、プラスとマイナスの静電気を帯電させて分ける「静電選別」、有害物質をX線で見つけて除去する「X線選別」の3ステップで行われます。なかでも精密なオペレーションが求められるのが、静電選別。ここでは三菱電機が得意とする静電選別技術のノウハウを、2つのゲームで体験します。
静電気の帯電量は、季節や湿度に応じて大きく変化します。正確に選別するためには、状況に応じて電圧をコントロールする必要があります。これが、第1のゲームミッション。ターンテーブルを回すことで、電圧をキープしましょう。
第2のゲームは、ラインを流れてくる異なるプラスチックの量の違いに応じて、仕切り位置を調整するというもの。狙いを定めてすばやくクロスフェーダーを動かすミッションは、なかなかの難易度でやり応えも十分。うまく選別できると、演出やBGMで盛り上げてくれます。
再生プラスチックが主役のコンセプト家電
リサイクルされたプラスチック素材は、家電製品にも使われています。ただし、再生プラスチックは発色が安定しないため、冷蔵庫の裏側やエアコンの内部といった見えないところに採用するのが一般的。これに対する新たな提案が、三菱電機のコンセプトデザイン家電です。今回は、再生プラスチックを意匠面にあしらった3つの家電を展示。ベージュを基調とした試作モデルは、会場でも大好評でした。将来、リサイクル技術がさらに向上すれば、こうした循環型の再プラ家電も実現するかもしれません。
クイズに挑戦して、目指せ「リサイクルDJマスター」!
見学の最後に待ち受けるのは、「リサイクルDJテスト」。リサイクル工場で体験した内容をクイズ形式で振り返るミッションです。この日学んだことを楽しくおさらいできるうえ、正答率とゲームリザルトに応じた認定証ももらえるので、ぜひ記念にチャレンジしてみてください。
三菱電機とみなさんで共創する「そだてるタウン」
ディスコで、工場で、たっぷり遊んで学べる「リサイクルDISCO」。ただ楽しいだけでなく、いつも分別しているプラスチックが、その先どうなっているのかを知る貴重な機会になりました。みなさんもぜひ、METoA Ginzaでプラスチックリサイクルの魅力に触れてみませんか。
METoA Ginzaでは、みなさんのご意見やご感想を随時募集しています。お寄せいただいたお声は、三菱電機グループのものづくりや取り組みにも反映させていただきます。みなさんとの共創の場を広げるためにも、METoA Ginzaではこれからも「そだてるタウン」を大切に育てていきます。ぜひ、次回の新しい進化にもご期待ください。
「共創ライブ」や「from VOICE」もお楽しみください!
METoA Ginzaでは、展示コンテンツに関連したトークセッションやワークショップを楽しめる「共創ライブ」を開催しています。イベントの模様は、METoA Ginza公式サイト やYouTubeチャンネル でもご覧いただけます。
また、METoA Ginza公式サイト では、日常のちょっとした疑問から社会課題について考える記事コンテンツ「from VOICE 」を設置。気になる旬の話題やサステナブルアクションのヒントが盛りだくさんです。ゲストと共に課題解決のヒントを探る「TALKS with 」も大好評! ぜひ耳を傾けてみてください。
『そだてるタウン』
企画展示 vol.4
リサイクル DISCO
リサイクルも、ターンテーブルも、まわせばハッピー!
開催期間: 2023年1月26日(木) ~ 2023年11月27日(月)
2023.03.29
CLUB MITSUBISHI ELECTRICでは今後も引き続き、
METoA Ginzaの最新情報をご紹介していく予定です。
ぜひお楽しみに!