雨の多い季節。お外に出て遊べないこの時期は、ママも子どもも憂鬱な気分になりがちです。
でもそんなときだからこそ、いつも以上に親子で一緒に過ごす時間を楽しんでみては?
おうち遊びも工夫次第でもっと楽しく。ときにはあえて雨のお散歩に繰り出してみたり。
ここでは、元幼稚園教諭直伝の雨の日におすすめの遊び方をご紹介します。
室内遊びといえば、おもちゃやゲーム、DVD鑑賞、絵本読みなどが定番。雨の日は休養日とばかりに、お子さんをひとりで遊ばせているママも多いでしょう。でも、親子で一日中遊べるのはせいぜい5歳ぐらいまで。蜜月はあっという間に過ぎてしまいます。雨は天の恵みと思って、ここぞとばかりにたっぷり一緒に遊んじゃいましょう。
たとえば、ことば遊びの代表「しりとり」も、いつもよりちょっと時間と手間をかけてみる。「たべもの」や「家にあるもの」などのルールを設け、単語が思い浮かばないときは実際に家の中を探してみるなどすれば、体を動かす知育にもなります。同じ要領で、「なぞなぞ」もおうち探検と組み合わせれば、家中が遊び場に早変わり!
また、子どもはつなげたり、重ねたりすることが大好き。電車やレールのおもちゃをどんどんつなげてみたり、ブロックを高く積み上げていく遊びは、集中力を高める訓練にもなります。どちらが長く、高くできるか、親子で競争してみるのもいいでしょう。
「室内遊びだけでは子どもが疲れず、夜寝てくれないのでは?」と不安がるママも多いようですが、遊びに没頭することで子どもは満足し、集中力はエネルギーも消費します。つまり、子どもがとことん熱中できる遊びを提供してあげれば、雨の日もぐっすり眠れるというわけです。
「そうはいっても、子どもに運動をさせたい」という場合は、体全体を使った遊びを採り入れてみましょう。おすすめは、タオル体操。タオルの端と端を親子でしっかり握って綱引きをしたり、縄跳びのようにぐるんぐるん回してみたり、あるいは座った状態でタオルを引っ張り合って互いにストレッチをしてみたり。タオル1本あれば、親子でいろんなアクションを楽しめます。何より子どもと一緒に体を動かせば、ママのダイエットにも役立つことうけあいです。
一方、どこの家にもある新聞紙やペットボトルを使った遊びも。たとえば、新聞紙を床に敷いた上でツイストしたり四つん這いになり、手足を自由に動かしてビリビリと破いてみる。子どもの運動不足を解消するだけでなく、ママのストレス発散にもなるアグレッシブな遊びです。破いた新聞は丸めて球にすれば、お手玉やキャッチボールも楽しめます。
また、空のペットボトル(500ml)の中にキレイな紙切れやビーズ、石や豆など音のするものを入れれば、マラカスの出来上がり。音楽に合わせて振りながら、親子でダンスタイムとしゃれ込めば、雨の日もより楽しく過ごせます。
雨の日は家の中で遊ぶもの、とは限りません。むしろ、晴れの日には見られない景色や植物、動物の様子を楽しむチャンス。小雨程度であれば、思い切って外を散歩してみるのもおすすめです。何よりレインコートや長靴、傘などは、子どもにとっては特別感のある出で立ち。雨のおでかけはそれだけでワクワクする冒険なのです。
お外に出たら、まずは“いつもと違うもの探し”をしてみましょう。幼稚園やバス停、公園に行くまでの道や木々も、しっとり濡れて見慣れない色に。傘をポツポツ叩く雨音も、長靴でピチャピチャと水たまりを歩く感触も、雨の日だけのお楽しみです。また、葉っぱを伝う水の動きも、見ていて飽きないものです。よ~く観察すると、小さな生き物に出会えるかもしれません。どんな小さな発見も、子どもには大きな刺激となります。お子さんが何かを見つけたら、ママも一緒に喜んであげてください。雨の中で見つけた“宝物”を持ち帰るために、ビニール袋や虫かごなどを用意していくといいでしょう。
雨のおでかけのあとは、いつもより長めにバスタイムを。午後から親子で長風呂できるのも、雨の日ならではのごほうびです。タオルで泡をブクブクさせたり、手で水鉄砲をしてみたり、シャンプーでヘアチェンジをしてみたりと、忙しいふだんはできない遊びをしてみましょう。
また、雨で濡れてしまった衣類は、衣類乾燥除湿機でサッと狙いうち乾燥して気持ちよく。三菱[衣類乾燥]除湿機「サラリ」なら、お部屋の除湿はもちろん、洗濯物の乾燥もはかどります。梅雨でも汚れ物の心配をせず、しっかり遊べるのがうれしいですね。