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- 今年の大掃除は、1日で終わらせよう!
年末の定番行事といえば大掃除。
毎年のことなのに、思うように進まず苦戦する人もいれば、
途中で挫折して翌年に先送りしてしまう人も……。
そこで、今回は1日でできる大掃除のコツを公開します。
家のすみからすみまでキレイに──。大掃除というと、そういうものだと思っていませんか?
実際は、ふだん手の回らない場所や、来訪者に見える場所だけでも十分にやる価値はあります。どこを掃除したらいいのかわからない方のために、今回はキッチン、浴室、トイレと洗面所、リビングや寝室などの部屋、玄関の5つのエリアをピックアップしました。窓掃除も定番のひとつですが、外側と内側、網戸とサッシの溝などで半日程度取られるため、別の日に掃除をするのがおすすめです。
ここで「掃除する場所が決まったら、あとは始めるだけ」と思ったら大間違い!
1日で終わらせるには、いくつかコツがあります。ひとつ目は、掃除の順番。一度掃除した場所をそのままキレイに保つためにも、「奥から手前」に向かって掃除を進めます。2階建ての場合は、2階の奥の部屋から1階の玄関に向かってホコリを移動させ、最後にまとめて掃き出すとスムーズです。
ふたつ目のコツは、昼食を用意しておくこと。いざ掃除を始めると、手を止めて調理をする時間は取りにくいもの。そこで、当日の朝食と合わせて準備をすると楽ちんです。
これらのコツを踏まえて、作成したタイムテーブル例がこちらです。きちんと時間を割り当てることで、どの掃除にどのくらいかかるのかが明確になりました。続いては、各工程についてご紹介します。
大掃除のタイムテーブル
■9:00~10:00 大掃除をラクにする仕込み作業。
台所は頑固な油汚れがたくさんある難所です。ここに「つけ置き」というひと手間を加えるだけで、劇的に効率はアップします。はじめにシンクに栓をしたら、40~60℃程度のお湯に粉末タイプの酸素系漂白剤を溶かします。あとは油汚れが気になるコンロの五徳やグリルの網を入れて、2時間以上放置しておくだけ。この間に油が分解され、自然と汚れが浮き上がってきます。五徳に特殊なコーティングが施されている場合もありますので、事前に使用上の注意をしっかりと確認しましょう。
台所の油汚れと同じくらいしつこいのが、浴室のカビです。時間や体力を消耗せずに落とすには、カビ取り剤の力を借りましょう。気になる箇所に数回スプレーしたら、カビを分解するためにしばらく放置します。その間は、換気をお忘れなく。
普段締め切っている下駄箱は、湿気やニオイが充満しています。そこで靴をすべて取り出し、扉を開いてしっかり換気をしましょう。天気の良い日は、靴を天日干しするのもおすすめです。
■10:00~11:00 大掃除を救う、中性洗剤スプレー。
ここから役に立つのが、住宅用の中性洗剤スプレーです。水回りや壁や床、家具にまで使える優れもので、ひと吹きしたあとに拭き取るだけで簡単に汚れを落とせます。素手で使えるほど肌に優しく、塩素系のニオイもありません。
トイレについては、普段はなかなか掃除が行き届かない換気扇や壁、床などを優先的にきれいにしましょう。特に汚れが溜まりやすいのが、便器と床のすき間です。歯ブラシや竹串などを使うと、すき間に詰まったゴミを掻き出すことができます。中性洗剤スプレーを床全体に吹きかけ、拭き取ったら完成です。
洗面所で気になる汚れといえば、水垢です。鏡や蛇口についたウロコ状の汚れも、水垢の仕業。ここにも中性洗剤スプレーをひと吹きし、5分程度浸透させて汚れを分解させます。あとはクロスでさっと拭き取るだけでピカピカに。
■11:00~12:00 台所でつけ置きの成果を実感!
はじめに、取り外しができないレンジフードやコンロなどを中性洗剤で拭き掃除しましょう。それが終わったら、つけ置きしていたシンクに着手します。ゴム手袋をつけて、シンクに溜めていたお湯を抜いたら、つけ置きしていた五徳とグリル網を金たわしでこすります。すると、力を入れることなく油汚れがスルリ! シンクもスポンジで軽くこするだけで、キレイに仕上がりました。
気持ちまでスッキリしたら、ひと休み。朝に用意しておいた昼食をとって、午後の部に入りましょう。
■12:30~13:00 浴室のカビも、面白いほどキレイに。
午後のスタートは、カビ取りスプレーを吹きかけた箇所から。時間を置いてカビを分解したおかげで、シャワーをかけるだけでも簡単に洗い流せるはずです。それでも落ちない場合は、ゴム手袋をつけてスポンジなどで軽くこすりましょう。壁や床、蛇口や鏡などの水垢掃除にも、中性洗剤スプレーが役立ちます。
これで水回りの掃除がひと通り終了! ティータイムを挟んだら、部屋掃除に突入です。
■14:00~15:30 見落としがちなホコリを一掃しよう。
部屋掃除で意識したいのは、ホコリです。ホコリは上から下に落ちるため、「上から下」に向かって掃除をするのが基本になります。そこで始めに手掛けたいのが照明器具です。熱を持つシェードには、ホコリやゴミがこびりつきやすいため、ハタキなどでホコリを払ったら、中性洗剤を含ませた雑巾で汚れを拭き取りましょう。
照明器具と同じように、ホコリの温床となりやすいのが、家具の側面やベッドの下です。スティックタイプの掃除機があれば、ちょっとした隙間でもブラシが入るので便利です。壁と家具の隙間にあるコンセントにもホコリが溜まると、そこから発火する「トラッキング火災」につながるため、ハタキやハンディモップでしっかりホコリを取り除きましょう。
■15:30~16:30 いよいよ、大掃除のクライマックスへ。
最後に取り掛かるのは、玄関です。はじめに、下駄箱のホコリや砂利を掃除機のブロー機能で取り払ったら、消毒用エタノールなどを使ってていねいに拭き上げます。
続いて、タイルにたまったホコリや砂利を屋外へと掃き出します。そのあとに中性洗剤を吹きかけ、ブラシでしっかりと泥を落としましょう。最後に、靴の泥を払って下駄箱に戻したら、大掃除の完了です。
下準備をきちんとすると、効率良く大掃除を進められます。今回ご提案したすべてではなくとも、「やってみたい!」というコツだけでも取り入れてみてください。キレイになったおうちで、すっきりと新年を迎えられますように。
2020.12.01