- トップページ
- 個人のお客様
- 三菱電機 CME(CLUB MITSUBISHI ELECTRIC)
- 暮らし・趣味
- 暮らしのコラム
- 新生活のスタートに。大人のパーソナルカラー診断×骨格タイプ診断
身体の特徴に合った色や形、素材の服を身にまとうことで印象はぐっと良くなります。
今回は、イメージコンサルタントの二神弓子さんに
「パーソナルカラー診断」と「骨格タイプ診断」について解説していただきました。
環境が変化し新たな出会いが多くなるこの季節に、自分にぴったりのスタイリングを見極めてみませんか?
「気に入って身に着けてみたけれど、今ひとつしっくりこない」「たんすの肥やしを増やしてしまった」という失敗は、誰もが一度は経験したことがあるもの。その原因として、自身の身体の特徴と合わない服を選んでいることが少なくありません。これを解消できることこそが、パーソナルカラー診断や骨格タイプ診断を行うメリットです。自分のパーソナルカラーや骨格タイプがわかれば、もっとスマートに服を選べるようになります。他者からの印象もずっと良くなり、今以上に自分に自信を持てるはずです。
パーソナルカラー診断や骨格タイプ診断には、Webサイトで行うセルフチェックとサロンに行って行う診断、大きくふたつの方法があります。お金をかけずに手軽に診断できるところがセルフチェックの良さです。サロンではイメージコンサルタントなどの専門資格を持つスタッフが、プロの視点からていねいに診断を行います。相場は1万5千円ほどと決して安くはありませんが、パーソナルカラーや骨格タイプは年齢や体重によって変わらないので、診断結果は一生もの。その後の服選びの失敗を大幅に減らせます。
身にまとう色の違いによって、その人の印象が変わる。この考え方は、アメリカで生まれました。やがて人によって似合う色彩が異なることが人々の間で認知されるようになり、パーソナルカラーの理論が確立。日本では化粧品メーカーがこの理論を世に広めました。
パーソナルカラー診断とは、肌や髪、目の色などの特徴に基づいて、その人に似合う色を判定することです。人間は、複数の色を見ると必ず目の錯覚を起こします。服の色によって顔色がよく見えたり悪く見えたりするのはそのためです。個人の特徴を4シーズンと呼ばれる「春・夏・秋・冬」の4タイプに分類したものが、パーソナルカラーになります。
春タイプ | 髪や肌の色素が薄いのが特徴です。日本人で金髪が似合う人は稀ですが、春タイプの人にはよくなじみます。服装においては、キャメルやアイボリーをベースカラーとして身に着けるといいでしょう。 |
---|---|
夏タイプ | 日本人で最も多いのが夏タイプ。自然な黒髪にグレーの瞳、肌は薄いピンク寄りで頬に赤みが出やすいのが特徴です。ネイビーや純白などを取り入れたコーディネートがよく似合います。 |
秋タイプ | オークル系の肌と、深みのあるダークブラウンの瞳が特徴。自身を秋タイプだと勘違いしている日本人が少なくありませんが、実際には日本人の中で最も少ないタイプです。アイボリーやダークブラウン、カーキなどをファッションに取り入れてみましょう。 |
冬タイプ | 髪の色や瞳の色が深く、暗い色をしているのが特徴です。特に瞳は中心の黒い部分と周りの薄い部分との差がほとんどなく、白目とのコントラストがはっきりしています。黒を着ると華やかに見えるのがこのタイプ。ほかにもグレーや白など、モノトーンが似合います。 |
骨格タイプ診断とは、生まれ持った骨格による身体の特徴の違いによって、似合う服の形や素材を導き出すことです。骨格や筋肉のつき方、肌の質感などの特徴から分析していきます。
パーソナルカラーでは、似合う色は分かっても形や素材までは見極められませんでした。そこで、二神さんが考案したのが骨格タイプ診断です。身体の厚みを含む立体的なバランスのほか、肌の柔らかさやハリなどの質感は、似合う服の素材や形に影響します。これらに基づいて「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3つの骨格タイプに分類されます。
ストレート | メリハリのある身体つきで、腰や胸の位置が高いのがチャームポイント。ある程度の硬さやハリのある素材が似合います。ウエストマークで高いウエストを強調したり、しっかりとした厚みのあるブラウスやIラインのスカートを身に着けると、ストレートタイプならではの縦のラインが美しく際立ち、スタイルが良く見えます。 |
---|---|
ウェーブ | デコルテが薄く、肩から鎖骨にかけて華奢なのがこのタイプ。首元の空きが広めのトップスを着ると着痩せ効果に。ウエストのやや上の部位が細くなっているため、ハイウエストのスカートを履くときれいに見えます。柔らかい質感のフレアスカートがよく似合うのもこのタイプです。 |
ナチュラル | 骨格がしっかりとしていて、身体の重心は高すぎず低すぎず、バランスが良いのがこのタイプ。身体のラインを強調するようなぴったりとした服よりは、ゆったりとした服がよく似合います。オーバーサイズのカーディガンやワイドパンツをかっこよく着こなせるのがナチュラルタイプです。 |
パーソナルカラーと骨格タイプを知ることで、洋服選びはぐっと楽しくなります。自分の身体のウィークポイントについ目が向いてしまう方も、診断によってチャームポイントが分かれば自分を好きになれるものです。診断結果を活かした魅力的なスタイリングで、新たな季節を迎えませんか?
2024.04.01
二神弓子(ふたかみ・ゆみこ)さん
株式会社アイシービー代表取締役社長。パーソナルカラー実務検定協会代表理事。骨格診断アナリスト協会代表理事。骨格診断の生みの親。イメージコンサルタントとして多くのビジネスパーソンの印象改革を手がけるとともに、アパレルや化粧品会社の商品開発や販促の監修、社員研修やコンサルティング事業、スクール経営も行う。著書に「骨格診断×パーソナルカラー本当に似合う服に出会える魔法のルール」「新しいパーソナルカラーの教科書」「似合う!がわかる 骨格診断の教科書」(いずれも西東社)など。