課題人手不足|生産性向上
テーマロボット|オフィス|スマート工場|店舗
伝送距離の増加と高効率化を両立した
ワイヤレス電力伝送技術です。
技術概要
Qi規格と比較し伝送距離の増加を実現
- メガヘルツ帯の高周波電力を使用することで、現在多く販売されているQi規格※1対応のワイヤレス給電装置と比較し、長い距離の電力伝送が可能です。
- さらに独自の特許技術である高周波マッチング技術とkQ積最適化理論により、給電システム全体の伝送効率を改善します。
※1 Qi規格:Wireless Power Consortium(WPC)が策定したワイヤレス給電の国際標準規格。
位置ずれの影響を低減したワイヤレス給電
- ワイヤレス給電方式には磁界共鳴型※2を採用しています。従来の電磁誘導型※3は伝送距離が短く、ワイヤレス給電時の位置ずれの影響を受けやすいデメリットがありましたが、従来技術と比較して伝送距離が延ばすことができ(最大伝送距離50mm程度)、また位置ずれの影響を低減できます。
- これにより、移動体、可動部、ポータブル機器などへの応用に適しています。
※2 磁界共鳴型:送電側と受電側の共振器を磁界共鳴させて電力を伝送する方式。
※3 電磁誘導型:送電側と受電側との間で発生する誘導磁束を利用して電力を伝送する方式。
活用イメージ
- 工場(FA)・ロボット、オフィス、店舗など、様々な分野で広く活用いただけます。
工場の検査装置への応用例
受電側機器を移動体へ設置することで、移動しながら機器への常時給電が可能となるため、検査工程間の電源ケーブルを抜き差しするための人手が不要になります。これにより、タクトタイムが短縮されて生産性が向上します。
受賞歴
- 2015年 ET/IoT Technology アワード「Embedded Technology 優秀賞」受賞。
※受賞件名「出力1kW効率95%の6.78MHz高周波電源技術」
提供ライセンス
ライセンス 方式 |
関連特許・ノウハウのライセンス(非独占的通常実施権) |
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関連特許 | 特許第5738497号ほか |
技術指導 | 条件次第で技術者派遣・試供品提供等も可(要相談) |
※本技術は三菱電機エンジニアリング株式会社の保有技術です。
※本ページの記載は2023年7月時点の情報に基づくものであり、特許の権利状況等は最新状況と異なる場合があります。