PM2.5の濃度に加え、花粉・ホコリも識別。
見えない空気に含まれる微粒子がわかって安心です。

研究ジャンル

  • 空調

研究の目的・特長・期待する効果

  • 安心
  • 快適
  • 環境対策
  • 高精度

概要

2.5ミクロン以下の粒子径の微粒子(PM2.5)の濃度を高精度に検出する「空気質センサー」を開発。

独自の構造でPM2.5の濃度だけではなく、花粉とホコリも識別することができます。空気中に浮遊する微粒子の濃度を正確に知ることで、目で見ることができない空気環境を実感できます。

技術ポイント

独自の構造でPM2.5の濃度を高精度に検出する小型センサーを開発

集光ミラーをダブルで採用し、微粒子がレーザー光源から光を散乱して生じる散乱光を高効率に集光し、空気中に含まれる微粒子の浮遊量を高精度に検出することができます。空気の流量制御とレーザー光の光路をともに確保する適正配置で、小型化も実現しました。

PM2.5以外に花粉とホコリの識別も可能

散乱光の変化度合を検知する形状判別アルゴリズムで、類似の大きさで形状の異なる花粉とホコリの識別をします。1つの光学系で3種類の微粒子を識別できるセンサーです。

家庭から公共施設まで、快適な空間を実現

空調機器と連携し、空気質に応じた運転制御を行うことで、快適な生活空間づくりや空調機器の省電力化に関する実証実験を開始します。
また、家庭環境に限らず、ビル・病院・工場・車などの高い空気質やその管理を求められる施設への展開を検討していきます。