LED照明で青空や夕焼けを表現。
自然に近い光で開放的な空間を演出します。

概要

青空光を生成するエッジライト方式※1の薄型青空パネルと、日なた光を生成するフレームを組み合わせた厚さ100mm以下の独自の照明構造を採用。室内で奥行き感のある自然な青空を表現する技術を開発しました。

技術ポイント

青空の生成原理であるレイリー散乱を模擬

実際の青空では、太陽光が大気中の分子によりレイリー散乱※2されます。波長の短い青い光は波長の長い赤い光よりも強く散乱されるため、昼間に地上から見上げる空は青く見えます。

今回、太陽に相当するLED光源部と、大気に相当する光散乱体を用い、LED光をレイリー散乱させることで自然に近い青空を表現しました。

エッジライト方式の採用による薄型化

従来の方式では、より均一な青空を得るにはLED光源部と光散乱体にある程度距離を持たせる必要があり、厚型な構造となっていました。

今回、LED光源部を光散乱体の両端に配置する方式を採用することで薄型化に成功。厚さを100mm以下に抑えることができ、設置スペースを問わず幅広い適用が可能になります。

朝焼けや夕焼けなどの色変化も実現

色の異なるLED光源の発光量を時間的に変化させることで、昼間の青空だけでなく朝焼けや夕焼けも表現できます。

昼間は白色LEDを点灯し橙色LEDは非点灯に、朝や夕方には白色LEDを弱く点灯させ橙色LEDを点灯し、光の色変化を実現します。

より快適な室内空間へ

窓のない部屋や地下といった閉鎖的な室内空間、オフィスや公共施設など、様々な空間へ適用できます。

通常のLED照明方式では実現できなかった自然でかつ開放感あふれる室内空間を提供し、快適性向上に貢献します。

※1パネルの端面に配置したLEDの光をパネル内部で導光させる方式。

※2大気圏に太陽光が入射した際に大気を構成している分子によって発生する現象。このとき、波長の短い青い光は波長の長い赤い光よりも強く散乱されるので、昼間に地上から見上げる空は青く見える。

SDGsへの取組

  • すべての人に健康と福祉を
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsとは?