世界初※1、5Gを中心とした複数周波数帯に1台で対応。
大容量通信と低消費電力化に貢献します。

MaisartMaisart関連技術「Maisart」

概要

GAN増幅器
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      携帯電話に代表される移動通信方式は、2000年代の音声通話が中心だった第3世代移動通信方式(3G:3rd Generation)、音声通話に加えて動画再生やデータ通信に対応した2010年代の第4世代移動通信方式(4G:4th Generation)、そして複数の端末に同時接続ができ、超高速で大容量通信を実現する2020年代の第5世代移動通信方式(5G:5th Generation)へと進化を遂げています。

      さらにこの先2020年代後半には、5Gを中心として、Beyond 5Gと呼ばれる複数の周波数帯を併用した超大容量・超高速通信の新たな時代がくると考えられます。Beyond 5Gでは、複数の通信方式を1つの移動通信基地局で併用することが望まれるとともに、移動通信基地局装置を設置しやすくするために低消費電力化対策が急務となっています。

      三菱電機は世界で初めて、今後の5Gを中心とした移動通信で利用される複数の周波数帯に1台で対応できる移動通信基地局向け「超広帯域デジタル制御 GaN※2増幅器」を開発しました。従来※3と同等以上の電力効率※440%以上を達成し、移動通信基地局の複数の周波数帯を利用した大容量通信化と低消費電力化に貢献します。

      ニュースリリース

      技術ポイント

      当社のAI「Maisart®※5によりGaN 増幅部への入力信号を自動最適制御

      今回開発した「超広帯域デジタル制御GaN増幅器」は「デジタル制御部」と「GaN 増幅部」で構成されています。「デジタル制御部」では、当社の AI技術「Maisart®」による学習機能を搭載しており、受信した周波数や出力電力に応じて「GaN 増幅部」へ入力する信号を自動的に最適制御します。

      また「GaN 増幅部」には、超広帯域動作を可能にする独自の負荷変調回路を適用しています。この「デジタル制御部」と「GaN増幅部」を組み合わせることにより、従来と同等以上の電力効率と、3G・4G・5G の主要周波数帯を1台の増幅器でカバーする超広帯域動作の両立を実現しました。

      Beyond 5G 移動通信基地局向け「超広帯域デジタル制御GaN増幅器」

      5Gを中心とした複数の周波数帯に 1台の増幅器で対応可能

      当社が開発した「超広帯域デジタル制御GaN増幅器」は、今後の5Gを中心とした移動通信で利用される6GHz以下の複数の周波数帯に1台の増幅器で対応できます。

      多種多様なサービス・アプリケーションを実現する大容量通信に貢献するとともに、総保有コスト低減のため移動通信基地局の低消費電力化に寄与します。

      Beyond 5G 移動通信基地局向け「超広帯域デジタル制御GaN増幅器」

      ※12019年1月10日現在、当社調べ。

      ※2Gallium Nitride:窒化ガリウム

      ※3当社開発の次世代向けGaN増幅器(2017年1月12日ニュースリリース)との比較。

      ※4ピーク対平均電力比6.5dBの変調波信号を想定した出力電力時の電力効率。

      ※5Mitsubishi Electric's AI creates the State-of-the-ART in technology の略。
      全ての機器をより賢くすることを目指した当社のAI技術ブランド。
      「Maisart」は三菱電機株式会社の登録商標です。

      ※6広帯域性を示す指標。帯域幅を中心周波数で除した値。

      SDGsへの取組

      • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
      • 産業と技術革新の基盤をつくろう
      • 住み続けられるまちづくりを
      • つくる責任つかう責任
      • 気候変動に具体的な政策を

      SDGsとは?