当社施設「SUSTIE®」にて実証試験を実施。
エネルギー効率を高め、温室効果ガス排出量の削減に貢献します。
概要
三菱電機では、DC※1750V以下の中低圧直流配電システム向け電力変換器として、SiC※2パワー半導体素子を適用し、業界最高クラス※3の電力変換効率を実現する「DCマルチ電圧システム」を開発しました。当社のZEB※4関連技術実証棟「SUSTIE®(サスティエ)※5」(神奈川県鎌倉市)にこのシステムを導入した直流配電網を構築し、その効果と安定性を確認する実証試験を実施しました。
本システムは、従来比※6で電力変換器の電力損失を45%低減するとともに、変換器盤の体積を20%、質量を36%低減し、設置場所の省スペース化が可能です。また、設備機器への供給電圧を最適化することにより、既存の交流配電システムと比較して受配電損失を20%低減でき、温室効果ガス排出量の削減に貢献します。
ニュースリリース
●掲載内容は、2022年11月17日時点の情報をもとにしています。
※1Direct Current:直流
※2Silicon Carbide:炭化ケイ素
※32022年11月17日現在、当社調べ。
※4net Zero Energy Building:建物で消費する年間の一次エネルギー収支ゼロを目指した建物
※52020年10月01日広報発表。
※6当社製の中低圧直流配電システム向け電力変換器と比較した場合。