世界初、高感度な撮像を小型電源で実現。
アルツハイマー病発症前の画像検査へ大きな前進です。
概要
三菱電機、国立大学法人岡山大学、国立大学法人大阪大学大学院工学研究科は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構の支援のもと、1kHz以下の低周波でもヒトの脳サイズの領域の磁気粒子を高感度に撮像でき、電源装置の大型化を抑えた「磁気粒子イメージング装置」を世界で初めて※1開発しました。
当社が様々な機器開発で培ってきた電磁気学技術を深化させ、交流磁場を発生するコイルと、信号検出コイルの配置を精密に調整し、磁気信号の検出の障害となる不要な信号を最小化できる構造を確立したことで、1kHz 以下の低周波でも高感度で撮像が可能です。さらに、低周波化により必要な電源容量を抑制することで、電源装置の小型化を実現しました。本開発成果は、アルツハイマー病発症前の画像検査の実現に向けた大きな前進となります。
ニュースリリース
※12023年9月7日現在、当社調べ。