加工時の光や音から加工状態を診断。
稼働率向上と高生産を実現します。
概要
人工の光であるレーザ光を極限まで集光し、金属材料を非接触で高速・高精度で切断するレーザ加工技術の開発を行っています。加工時に発生する光や音から加工状態を監視して加工条件を調整するAIアシスト技術と、加工ノズルの状態を画像から診断するAIノズルモニタを開発。世界初※1のAIを搭載したレーザ加工機により、製造現場での稼働率向上による高生産に貢献します。
技術ポイント
世界初、レーザ加工時の光や音から加工状態を診断するAIアシスト技術を搭載
加工時に発生する音や光強度を検出するセンサの時間波形信号をもとに、加工状態を診断するAIアシスト技術を搭載しました。当社AI技術「Maisart®(マイサート)※2」により、加工現象に対する知見とAI技術を融合。加工機に搭載可能なコンパクトなAIを実現しています。
加工中にリアルタイムでAI診断結果を表示
加工中にリアルタイムでAI診断結果を表示。熟練者でなくても、常に加工状態の把握が可能です。
加工に使用するノズルの良否を診断するAIノズルモニタを搭載
加工点に加工ガスを供給するノズルの状態は、加工結果に直結します。そのノズルの良否を診断するAIを搭載。実際の加工状態と対応したノズル画像を学習することにより、熟練者の感覚に近い診断結果を実現しました。
診断結果は加工機の専用画面に表示され、ノズルの良否を一目で把握することが可能です。
自動調整による稼働率向上を実現
AIが加工に問題ないと診断した場合は、より速い加工条件へ調整可能です。
AIが加工不良ありと診断した場合は、ノズルの状態をAIノズルモニタで診断し、NGなら自動ノズル交換を行い、加工が問題ない状態に復旧します。加工が不安定になっても加工条件を自動で修正することにより「止まらない加工機」を実現し、製造現場での稼働率向上による高生産に貢献します。
※12019年4月三菱電機調べ
※2Mitsubishi Electric's AI creates the State-of-the-ART in technologyの略。
全ての機器をより賢くすることを目指した当社のAI技術ブランド