展示会 技術を探そう!

鉄道技術展 2019

三菱電機株式会社は、2019年11月27日から29日まで幕張メッセ(千葉市)で開催された「第6回 鉄道技術展 2019」に、「Ready to depart for the future. 三菱電機は、鉄道の未来をつくる準備ができている。」をテーマに出展しました。当社の考える鉄道の最も進んだ未来の姿を実現させる構想として「次世代輸送システム」を掲げ、構想実現に向けた取り組みをご紹介しました。鉄道事業者の保守業務や運転業務の効率化に寄与するソリューションとしてメンテナンス・アセットマネジメントと自動・自律運転の実現に向けた要素技術を中心に展示しました。このページではその出展内容を振り返ります。

GALLERY

注目の展示製品・技術

三菱電機が考える次世代輸送システムの姿 ~Ready to depart for the future.~

近未来の202X年から未来の20XX年へ…。三菱電機が考える次世代輸送システムの姿を一人の少女の成長を描く中でご紹介します。映像の中で、当社ブースで展示した次世代輸送システムを構成する様々な技術をご紹介しています。

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主な展示内容

展示内容の資料をPDFでダウンロードできます。ぜひ、ご活用ください。

鉄道LMSエリア

  • 1.東京メトロ丸ノ内線2000系向け「車両情報監視・分析システム TIMA※1

    IoTを活用して運行中の列車の状態を把握します。運行中の列車の情報を随時クラウドに集約し車両状態の「見える化」を実現。乗務員と指令員間で機器状態を迅速かつ正確に共有し、運行支障時間を短縮します。今後、車両搭載機器の動作データを分析し検査項目・部品交換周期の最適化を推進します。

    ※1TIMA: Train Information Monitoring and Analysis system

  • 2 .鉄道LMS※2 on INFOPRISM®

    IoTプラットフォームを活用し、鉄道事業者の業務効率化と安全運行に貢献します。
    ①収集・蓄積したデータの分析により鉄道車両のメンテナンス業務を効率化
    ②鉄道事業者間のデータ共有・活用により、さらなる安全・安全運行に貢献
    ③AI技術の活用により鉄道事業者へ最新のサービスを提供

    ※2LMS: Lifecycle Management Solution

  • 3. TBMの省力化・効率化を実現「月検査省力化システム」

    従来手動で実施していた検査項目の一部を、走行中の車両搭載機器データを用いた自動判定検査に置き換えることで、車両センターでの検査作業を省力化します。

  • 4.車両をまるごと「検査」し「診断」する「車両統合検査システム: TRII®※3

    車両基地での検査・計測情報、走行中の車両の稼働情報、各編成の運行情報や位置情報などのビッグデータをINFOPRISM®で解析することで、精度の高いCBMを実現します。

    ※3TRII: TRain Integrated Inspection system

  • 5.デジタル時代における「鉄道車両アセットマネジメント」

    車両センターでの検査結果などアフターサービスデータと当社が保有する情報(設計情報・製造情報)をデジタル化して活用することで、鉄道事業者様の鉄道車両アセットマネジメントに貢献します。

構成技術エリア

  • 6.自動運転システム

    三菱電機が持つ車両システムのノウハウと高信頼な大容量無線を活用。自動運転装置を中心に主回路やブレーキ、旅客案内などを相互接続する事で、自律的な列車制御・状態監視と指令からの遠隔制御・監視を連携した自動運転を実現します。自動運転装置は新造車だけでなく、既存車への適用が可能です。

  • 7.スマート列車運行オペレーション

    車上及び地上の各システムが連携した鉄道システムを実現することで、列車自動運転に対応した列車運行の最適化(遅延拡大防止/早期復旧、需要に応じた列車運行)、旅客サービスの向上(利用者個々のニーズに応じた多様な情報提供)に貢献する、鉄道に関わる全ての人に優しい『運行サービス』をご提供します。

  • 8.映像解析ソリューション

    AIを用いた映像解析技術により、駅ホーム・車内それぞれのカメラ映像からリアルタイムな行動検知・事象検知を実現します。検知項目は、事業者様のニーズに合わせて複数項目を設定、同時検知が可能です。対応が必要な ヒト・モノの早期発見を支援し、事業者様の初動対応の迅速化に貢献します。

  • 9.準天頂衛星を活用に向けた取り組み

    センチメータ級の測位が可能となり新しい位置検知手法として期待される準天頂衛星サービスの鉄道への活用に向けた取り組みをご紹介します。鉄道車両への搭載に最適化された専用設計の車載機器を展示します。

  • 10.三菱インフラモニタリングシステム「 MMSD®

    8Kラインカメラを搭載した計測車両により、時速50kmで0.3mm以下のひびを高解像度撮影します。当社が独自に開発した画像解析アルゴリズムにより鉄道沿線周辺設備のひび・うき・剥離を抽出し変状展開図を自動作成します。

  • 11. MMSD®を活用した「鉄道無線解析ソリューション」(電波見える化)

    MMSD®で計測した三次元点群データを用いて、従来は解析困難だったトンネルや高架等の無線シミュレーション解析を実現可能とします。首都圏を中心とした駅舎等の人工地盤化に対して無線環境を見える化し、近年増加する鉄道無線の設計や保守業務へ貢献します。

三菱電機が描く将来像エリア

  • 12.次世代輸送システム on NFOPRISM®

    データ活用範囲を広げることによって、次世代鉄道システムの実現を加速します。
    車両・メンテナンスのみならず、鉄道システム全体の業務改革ならびに運行の革新、旅客体験の向上を実現します。
    将来的には、鉄道に関わる多くのユーザーの情報をつなげ、社会課題の解決や付加価値の向上にも貢献します。

  • 13.首都圏モビリティシナリオ

    お客様と共に課題を発見・共有することで、新価値創造やサービス開発を加速し、お客様の事業への貢献を目指します。2050年の東京を想定したシナリオでは、不確実な未来に向け今やるべきことを考える最初の手がかりを見つけます。

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