数多くの家電を製造する三菱電機では、廃棄された家電のリサイクルする仕組みを自社で持っています。その事業を行う「株式会社ハイパーサイクルシステムズ」(以下HCS)は、自社の家電だけでなく他社の廃家電も受け入れ、高度な分解、選別技術により、廃棄家電から純度の高い再生素材を生み出し、「ゆりかごからゆりかごへ」※1と呼ばれる循環型のものづくりをしっかり支えています。では実際にどのような流れで“廃棄家電”から“再生”を生み出しているのでしょうか。石井さんの案内で工場を見せていただきました。
- ※1 「ゆりかごからゆりかごへ」(Cradle to Cradle):モノの「廃棄」という概念をなくし、原材料から作られたモノを再び原材料として戻す、地球環境と生物多様性に配慮したモノづくりを意味する。