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#042

映像解析ソリューション
“kizkia(きづきあ)”

画像 映像解析ソリューション “kizkia(きづきあ)”
こちらは、
カメラ映像から、私たちがみつけたい「ヒト・モノ・コト」をみつけ出してくれるソリューションじゃ。
ここが便利!
人が常に見ていなくても、AIが気になる事象をみつけ出してくれるのじゃ。
ここがスゴい!
映像の解析はスピーディーで、大規模な設備は不要。社会のいろいろなシーンで幅広く活躍中じゃ。
研究生 エコちゃん

“映像解析ソリューション”...ですか。映像を解析するってどういうことですか?

博士

「映像を解析する」とは、カメラ映像(カメラで撮影する映像)に映っているものの中から、私たちが「見つけたい」ことを見つけ出してくれる、ということじゃ。

研究生 エコちゃん

どのようなカメラ映像を解析してくれるのですか? 最近、街中のあちこちに設置されている防犯カメラの映像ですか?

博士

防犯カメラの映像は、何か事件が起きた後で確認するのが一般的な使い方じゃ。 映像解析ソリューション“kizkia”は、カメラで撮影中の映像を「リアルタイムで」解析して、必要な情報を通知してくれるんじゃ。

研究生 エコちゃん

リアルタイムということは、何か物事を監視して、そこで起きていることを、都度、教えてくれるということですか。

博士

そういうことじゃ。人がずっ~と張り付いて見ていなくも、kizkiaに搭載されている三菱電機のAI “Maisart”で 「ヒト、モノ、コト」をちゃんと解析してくれる。

研究生 エコちゃん

AIを使っているんですね。AIって、今や世界中で使用され、開発が進んでいると思うんですけど、Maisartはどのような特長があるんですか。

博士

高速で且つ最適な分析に優れた高性能なAIじゃ。そして処理もコンパクトなので社会のあらゆるところで活躍しておる。kizkiaはこのMaisartの特長をいかんなく発揮しておるぞ。 Maisartの詳細はコチラ。

研究生 エコちゃん

あの~、AIが「ヒト、モノ、コトを解析するってどういうことかしら。。。よくわからないです。。。😥

博士

それではkizkiaが様々な映像から「ヒト、モノ、コト」を検知して教えてくれる様子を紹介しよう。まずは「ヒト」じゃ。

音声なし。再生時間:34秒

研究生 エコちゃん

すご~い😊 ベビーカーを押す人には反応するけど、カートを押す人には反応していませんね! 対象とする「ヒト」の特徴をちゃんと見分けているのね。

博士

もちろんじゃ。高精度に見分けるためにさまざまなベビーカーの映像をしっかり学習させておる。続いて「モノ」の検知じゃ。

音声なし。再生時間:35秒

研究生 エコちゃん

これもすご~い。向きがそろっていなくても、ちゃんと不良品を見分けてるわ。国旗の識別も完璧!

博士

コンベア上を流れる製品の検品作業は人手をかけずにkizkiaにお任せじゃ。最後に「コト」じゃ。

音声なし。再生時間:51秒

研究生 エコちゃん

さらにすご~い。酔ってふらついて歩いている人を見かけるたびに危ないと思っています。kizkiaが事故の予防に役立ちますね。

博士

kizkiaを利用した新サービスも続々と登場しておる。「コト」の識別精度を活かし、kizkiaを活用した介護現場での見守りサービス「kizkia-Knight (きづきあ-ないと)」も好評じゃ。

音声なし。再生時間:49秒

研究生 エコちゃん

多くの介護施設での人手不足が問題になっていると聞きますが、kizkia-Knightがその解消にきっと役立ちます。施設の入居者にとっても安心できるサービスですね。

博士

製造現場向けには「kizkia-Meter(きづきあ-メーター)」もあるぞ。アナログ/デジタルを問わず様々なメーターの値を自動で読み取って管理し、人が巡回することなく工場の稼働状況を把握することを可能とするんじゃ。

画像 kizkia-meter

音声なし。再生時間:37秒

研究生 エコちゃん

kizkiaが人に変わって、「ヒト、モノ、コト」を見て、気づいたことを教えてくれることで、すごく多くの恩恵がもたらされるんですね。

博士

「kizkia」のネーミングは気づき(kizki)+ Intelligent Assistant(IA)という意味で、知的かつ高度な機能である“AI”が自ら気づいて、安心・安全をアシストくれるということじゃ。もちろん、見る(監視する)側の人員削減にも大きく貢献するぞ。kizkiaでの監視関しては感心することばかりじゃ。

研究生 エコちゃん

博士、、、寒い!? 😊。

映像解析ソリューション“kizkia”

“kizkia”(きづきあ)は、様々な映像から、私たちがみつけたいヒト・モノ・コトをリアルタイムにみつけ出す、AIを使った映像解析ソリューションです。
人が見ているだけでは気づかなかったことへの対応や未来予測の支援を可能にします。

カメラ映像からリアルタイムに特定のヒト・モノ・コトを検知

(1) ヒトの検知 ~見た目の特徴でみわける~

  1. ベビーカー/車いすを押すヒトの検知
  2. 白杖を持つ/盲導犬を連れた目の不自由なヒトの検知
  3. スーツケースを持っているヒトの検知、など
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(2) モノの検知 ~モノの違いをみつける~

  1. 不良品を検知(製品の凹み、傷など)
  2. 設備の劣化・故障/ボルト・ネジの不足を検知
  3. 放置されたモノ(かばん、スーツケース等)の検知、など
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(3) コトの検知 ~事象の変化をみつける~

  1. ヒトのふらつき、うずくまり、倒れこみの検知
  2. 暗い場所への侵入/危険エリアでのヒトの滞留の検知
  3. 一定時間以上開いたままの扉/モノの置き忘れの検知、など
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活用シーン

(1) 公共交通施設や商業施設(おもてなしサポート、危険行動検知)

車いす・ベビーカー・杖をもつヒトや、盲導犬を連れたヒトなどを検知し、弱者サポートや円滑な誘導案内につなげることができます。また体調不良等でふらついたり、座り込んだヒトをみつけ、安全なサポートにつなげることができます。さらには踏切り内の人や車の検知、ホームからの転落検知など、画像から異常を検知します。

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(2) 製造現場(メーター読み取り、AI外観検査、見える化)

メーター読み取り、AI外観検査による不良品検知、製造プロセスなど工場の見える化により、製造業における効率化、生産性向上に貢献します。
“kizkia-Meter”ではカメラ映像からアナログ/デジタルを問わず様々なメーターを自動で読み取り、日々のメーター点検作業の効率化を図ることで、スマートファクトリー化に貢献します。

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(3) 介護施設(居室見守り、トイレ見守り、転倒検知)

介護施設の居室やトイレをプライバシーに配慮して見守り、異常行動や転倒を検知して介護職員の手元のスマホに通知。
“kizkia-Knight”は入居者の安全性向上と介護職員の業務負担軽減に貢献します。

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取材協力
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三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
産業第二事業部 エンタープライズ営業部 第一課
小山 和也

研究生 エコちゃん

「小山さん、映像解析ソリューション“kizkia”の事業に携わって印象に残ったことを一言お願いします。」

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映像解析AIの活用は徐々に広まってきておりますが、まだまだこれから利用が広がる領域だと考えております。
kizkiaは公共施設でのヒトの属性検知などによるおもてなしサポートや危険行動検知から利用され始めましたが、現在では製造現場での活用や介護施設での利用などその適用領域を広げてきております。
私は、介護施設での見守りに利用いただく介護ロボット「kizkia-Knight」の企画・開発に特に深く関わりました。介護業界の人手不足という社会課題の解決を支援できる製品として、実際に導入いただいた介護施設職員の方から、負荷軽減の効果が出ているとのお声をいただいたことが強く印象に残っています。
これからも、ヒトの目の代わりとなることで、社会・企業の課題解決につながるソリューションをご提供していきたいと思います。