#08SDGsへの取組事例

プラスチックリサイクル

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • つくる責任つかう責任
使用済み家電から回収したプラスチックを高純度なプラスチック素材に再生
三菱電機は、総合電機メーカーとしての社会的責任から、製造した製品のリサイクルを通じてサーキュラーエコノミーの実現に向けた取組を行っています。特に家電製品については、グループ会社(㈱ハイパーサイクルシステムズ、㈱グリーンサイクルシステムズ)の事業を通じて、使用済み家電製品から回収したプラスチックを三菱電機が開発した独自の技術で高純度プラスチック素材に再生し、再び三菱電機の家電に用いる「自己循環リサイクル」を本格化しています。
三菱電機グループのプラスチック自己循環リサイクルの流れの図 使用済みの家電製品を破砕して生じる破砕混合プラスチックは、比重選別、静電選別などの選別過程を経て、プラスチックの種類ごとに高純度で回収され、再び家電製品に使用される。
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PP(ポリプロピレン): 耐熱性が比較的良好で、機械的強度にも優れる。 食品容器、哺乳瓶、コップ、バケツ等。
PS(ポリスチレン): 透明性が高く、軽量。電気絶縁性が高い。 冷蔵庫棚、トナーカートリッジ、CD・DVDケース等。
ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン): 衝撃性や剛性が高く、加工しやすい。テレビ、リモコン、プリンタ等の筐体、スーツケース等。
CASE 01

㈱ハイパーサイクルシステムズ

㈱ハイパーサイクルシステムズでは、高い技術と専用設備により、使用済み家電製品やOA機器から鉄や非鉄金属などの金属類やプラスチック類を回収し、処理した使用済み家電製品やOA機器の約97%(2021年度実績)をリサイクルしています。

リサイクル事例

家電プラスチックの自己循環リサイクル(家電製品部品へ)

冷蔵庫野菜ケース

循環

クリーナー部品

IHクッキングヒーター部品

廃棄対象物から燃料用原料化へ

冷蔵庫の断熱材ウレタン、プラスチック微粉砕で発生したダスト

循環

断熱材ウレタンとダストによる造粒ペレット

ボイラーなどの燃料として利用

プリント基板ユニットの破砕・濃縮化により、貴金属の回収に貢献
循環

製錬会社に出荷

金・銀・銅原料

回収したフロンの再利用

回収フロン

循環

フライパン(フッ素加工)

炊飯器釜(フッ素加工)

ブラウン管の再利用

ブラウン管

循環

ガラスカレット

建材用断熱材 グラスウールへ

CASE 02

㈱グリーンサイクルシステムズ

㈱グリーンサイクルシステムズでは、高度に自動化された独自のプロセスにより、㈱ハイパーサイクルシステムズをはじめとする家電リサイクルプラントで回収された破砕混合プラスチックから高純度のPP、PS、ABSを回収しています。回収したプラスチック素材(フレーク、ペレット)は、安定供給、安定品質をモットーに家電製品をはじめとする様々な用途に供給しています。
リサイクルプロセスの説明図
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