#10SDGsへの取組事例

LiDARカメラによる
3次元計測アプリ

  • 働きがいも経済成長も
災害復興からビジネス、暮らしまで、多様な計測ニーズに柔軟に対応
3次元計測技術は社会や産業に広く応用できる技術として注目されています。スマートフォンへの搭載等により普及が進んでいるLiDAR(ライダー)カメラ※1は、対象物までの距離や対象物の形状を高精度で計測可能であることから、3次元計測技術と組み合わせ、様々な用途への活用が見込まれています。三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社が開発した「3次元計測アプリ」は、LiDAR 搭載のスマートフォンで取得した 3次元点群データと面情報からデジタル空間に 3次元モデルを生成し、指定した距離を計測。多様な計測ニーズに対応します。
※1 LiDARカメラ : LiDAR(対象物に対して発した光が物体に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測し、その物体までの距離や大きさを特定するシステム)を搭載したカメラ。
CASE 01

建築・土木工事における測量

ビルや住居の建築や土木工事などで、高所や立ち入りに危険を伴う場所との距離を測定するニーズに対応します。他にも住宅のリフォーム設計、家具の購入など、ビジネスや暮らしに役立つ技術として幅広い用途への応用が可能です。
建築・土木分野の測量 住宅リフォームの設計 家具の購入時のスペース検証
ピンチで拡大できます
CASE 02

水害被災者支援アプリ

近年、豪雨や台風による洪水氾濫、土砂災害が頻発化・激甚化しており、今まで以上に被災者支援のための迅速な対応が求められています。三菱電機インフォメーションシステムズでは、スマートフォンなどへの搭載が進むLiDARカメラを活用し、浸水高などを高精度で計測できるアプリケーションの開発を行っています。従来、被害調査は現地に人員を派遣する必要があるため、時間を要していましたが、「3次元計測アプリ」により、スマートフォンだけで被災者本人が罹災証明書などの申請に必要な被害状況の計測が行うことが可能になりました。これにより、迅速な被災者支援につながります。