病院では薬剤や検体等、毎日昼夜を問わず搬送業務が行われています。大規模な病院では搬送専用スタッフを採用していますが、それでも医療従事者が搬送しなければならないことも多く、本来実施すべき患者様のケアに十分な時間を割けていない現状があります。また、衛生面への対応の一環で非接触のニーズもでてきました。
三菱電機モビリティは藤田医科大学病院(名古屋市)で薬剤部から病棟まで薬剤を搬送する実証実験を行い、病院内での運用に必要な機能に問題がないことを確認しました。今後は、実運用に向けた準備を進めるとともに、必要なものが必要な時に必要な人に届く社会の実現に貢献していきます。
#15SDGsへの取組み事例
自動搬送モビリティサービス
自動搬送モビリティサービス
MELDY
各種センサーを用いた自律走行技術で多様な施設内での安全な無人搬送を実現
近年、少子高齢化や働き方改革による時間外労働の規制などの影響により、各業界で労働力不足が加速しています。その社会課題へのソリューションとして、三菱電機モビリティは搬送業務の効率化・省人化に向けた“搬送モビリティサービス”の開発、製品化に取り組んでいます。たとえば「MELDY」は医療従事者の搬送業務をサポートする病院向けの自動搬送ロボットで、医療現場の労働力不足解消に貢献します。

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CASE 01
医療従事者の業務負荷軽減
CASE 02
スマートシティ・ビルIoTプラットフォームとの連携
当社のスマートシティ・ビルIoTプラットフォーム「Ville-feuille®」と接続することで、施設内の移動に不可欠なエレベーターなどのビル内設備と、ロボットとを連携します。「Ville-feuille®」がロボットからの要求に応じてエレベーターの呼び出しや行先階登録、ロボットへのエレベーターの乗降タイミング等の指示を実施し、縦移動を支援します。今後は、ロボットが「Ville-feuille®」を通じて入退室管理システムやアニメーションライティング誘導システムとも連携する環境を構築することで、ロボットの自律的かつシームレスなビル内縦横移動を伴う多様な搬送サービスを実現します。
