#23SDGsへの取組事例
ヘリコプター衛星通信システム(ヘリサット)
ヘリコプターから衛星経由で高画質の映像を全国へリアルタイム配信
近年、増加傾向にある広域での台風被害、山林火災といった災害時の被害状況の迅速な把握手段として、ヘリコプターからの空撮映像が活用されています。従来のヘリコプター映像伝送システム(ヘリテレ)では、広域災害発生時に地上局が利用できず、リアルタイムでの被害把握に支障が生じることがありましたが、ヘリサットは人工衛星を経由した映像伝送システムでこの課題を解決。耐災害性に優れて、伝送範囲に制約を生じない衛星通信が映像伝送手段として注目されています。
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CASE 01
災害現場状況把握
ヘリサットは、世界初のヘリコプター搭載型の衛星経由の映像伝送システムとして2013年3月に京都市消防局に納入して以来、総務省消防庁、都道府県、国土交通省といった国・地方公共団体による災害時の情報収集手段として活用されています※1。御嶽山噴火(2014年)、熊本地震(2016年)、台風19号(2019年)等、近年多発する自然災害時には、ヘリサットによる現地のリアルタイム映像が、災害状況の把握および復旧に向けた迅速な対応につながっています。
※1 国土交通省で9機、各自治体で運用される消防・防災ヘリコプター11機に搭載(2023年3月時点)
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