自動車業界の"脱炭素化"と"安心・安全な社会の構築"に貢献する技術開発や企業活動を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指します
自動車機器事業本部は、自動車向け電子、電気機器コンポーネントの提供を通じて、高齢者や障がいのある方や外国からの訪問者など言葉がわからない状態の方を含む、すべての人々に環境負荷の少ない安全で自由な移動の機会を幅広く、等しく提供することを目指します。これにより持続可能な社会の実現に貢献していきます。
自動車を低燃費化するためには、エンジンの更なる高効率化や(P)HEV※1やEV※2などの車両の電動化が求められます。三菱電機は、エンジンの高効率化を実現させる様々な製品群、電動車両用モータおよびインバータ等により自動車の低燃費化を可能とし、脱炭素社会に貢献します。
また、自動車機器の製品生産プロセスにおける脱炭素化に向けては、まず省エネを優先してエネルギー高効率設備の導入や生産設備の廃熱利用、空調・換気設備の中央監視・最適制御などの省エネ施策を徹底することで使用電力量の抑制を図っています。加えて自社PV※3設備の新設・拡大やPPA※4モデルの導入などの創エネの推進、計画的な再エネの調達などにより脱炭素化を加速します。これらの活動は海外の製造拠点を含めて取り組み、グローバルで脱炭素化を加速していきます。
※1(Plug-in)Hybrid Electric Vehicle
※2Electric Vehicle
※3Photovoltaic
※4Power Purchase Agreement
リスク・機会を認識・評価している主な社会課題 | 重点的に取り組むSDGs |
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リスク・機会を認識・評価している主な社会課題 |
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重点的に取り組むSDGs |
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事業を通じた社会課題への取組み
自動運転に向けた自動車機器製品の技術革新
三菱電機は、自動運転による「環境にやさしく、事故のない、快適な都市空間」の構築に向けて、自動車機器製品の技術革新を進めています。
ミリ波レーダやカメラなどを用いた周辺センシング技術を活用する「自律型走行技術」と、準天頂衛星システムからのセンチメータ級測位補強サービス信号と高精度3次元地図を活用する「インフラ型走行技術」を組み合わせた自動運転システムを開発してきました。さらに、高精度な地図情報がない一般道での走行や屋内・屋外を問わない無人での駐車を実現する自動運転技術を開発、これら技術を実証実験車「xAUTO」に搭載し、高い安全性と快適性を両立した自動運転の実用化に向けて、高速道路や一般道での実証実験を実施しています。
また近年の様々な生活様式の変化に伴い、自動搬送に対する期待が非常に高まっています。この変化に対応するため、「ラストワンマイル向け搬送モビリティサービス」を病院向け屋内用ロボットと、屋外も走行可能な汎用配送ロボットとで展開し、自立走行ロボットを活用される企業、高い技術力を持つスタートアップ企業と共に社会に最適なソリューションを提供していきます。