1991年に設立したタイ国三菱電機財団(Mitsubishi Electric Thai Foundation)は、30年以上、大学生への奨学金支援や、教育機関の自立的な経営支援を通じて、タイの教育分野における発展に貢献してきました。2014年からは、タイ官民、タイの三菱電機グループ各社と連携、協力しながら、環境保護活動への取組を開始しており、グループ会社合同での環境保全に関わるボランティア活動にも注力しています。また、タイの三菱電機グループにおけるCSR活動の連携を強化する目的で、「Thai Philanthropic Committee」を設立し、直近では、新型コロナウィルス感染症や干ばつへの対策等、タイの状況に沿った支援を行っています。
~ 次世代への教育支援 ~
奨学金支援プログラム
5つの工学系大学の学生に対し奨学金を支給しています。成績優秀ながら、経済的事情で学業に支障がある学生が対象で、タイの科学技術の発展の一助となっています。
科学教室
小学生を対象とした科学教室を三菱電機グループ各社にて持ち回りで実施しており、科学実験体験や当社事業に関わる技術に触れることを通じて、科学の楽しさを体感する機会を作り、児童の教育支援、地域社会への貢献を果たしています。
Prateep Dek Thai Project
タイ財団が不足する地方の児童保育施設の建設資金として寄付しており、児童の健全な発達、及び経済的事情を抱える家庭の支援を行っています。
Partnership School プロジェクト
Partnership School プロジェクトは、学校を地域コミュニティの生涯学習センターとして位置づけ、学生及びその地域コミュニティに対して働きかけを行うもので、農業を通じて農作物の生産、マーケティング、会計等を学び、起業家としての資質を身につけます。
~ 環境保全活動 ~
Community Water Managementプロジェクト
干ばつ被害や洪水被害に苦しむ村のために、「ため池」を建設する活動を支援しています。この活動は「Utokapat Foundation」と連携して活動しており、その実績が認められ、Sirindhorn王女殿下より褒賞を賜りました。(2024年1月5日)
タイ拠点社員と連携した気候変動に対する取組
タイ国三菱電機財団では、タイ国における11の三菱電機グループ会社および現地の行政機関と連携し、従業員ボラティア等による環境保全活動を通じた温室効果ガスの削減、カーボンシンクの促進等、地球温暖化防止及び自立的な地域社会の創生に取り組んでいます。
2024年度は総勢500名を超えるグループ従業員が集まり、植林活動と、自然遊歩道の整備を行いました。