Xマスイブ。サンタクロースが今ごろどこを飛んでいるか、いつ自分の枕もとにやってきてくれるのか、気になって眠れなかったことってありませんか? 12月24日の未明から12月25日までサンタクロースの動きを追跡し、サンタの居場所を「刻一刻」示すと同時に、サンタの旅の様子を映像で見せてくれるホームページがある。
北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の専用サイト、「NORAD Tracks Santa 2002」。
NORADと言えば、アメリカとカナダの航空宇宙を防衛する組織。47カ所のレーダーサイトや人工衛星、戦闘機(!)まで駆使してサンタを追うらしい。まずはサンタクロースが北極をスタートするところをおさえる。ぜひ、見てみたい瞬間だ。
その後は、真っ赤なお鼻のトナカイ「ルドルフ」の鼻から出る熱を人工衛星でキャッチ!? ハワイやモスクワ、アテネ、シアトルなど世界中に設置した高速度のデジタルカメラ「サンタカム」で映像をとらえ、ウエブ上にアップしていくという……。
ウエブサイトでは過去の追跡例として、マレーシア・クアアラルンプールのベトロナス塔近くや、ニューヨークの自由の女神像を通り抜けていくサンタクロースの姿を見ることができる。ちょっと遠目でわかりにくいところが逆に「もっと見せて」という気持ちをかき立てる。
実はこのサンタの追跡、すでに40年以上もの歴史がある。きっかけはマチガイ広告。1955年に「サンタと直接話ができる」という広告を出した店が、ホットラインの電話番号をまちがえた。それはNORADの前身、CONAD(中央防衛航空軍基地)長官の電話番号だったのだ。しかし子供たちからの電話をとったCONADのシャウプ長官は機転をきかせ「サンタは北極から南に向かったことをレーダーで確認したよ」と答えた。それからサンタの追跡プログラムが始まり、NORADに引き継がれてから今回で45回目。
ウエブサイトからはサンタさんに質問メールも送ることができるし、Xマスミュージックを聴くこともできる。サンタクロースの追跡はアメリカ東部時間で24日の午前5時にスタート。子どもたちじゃなくても、わくわくしながらクリスマスを遊べるサイトだ。
注:ルドルフ---サンタのそりをひくトナカイの名前。鼻が赤い。
NORADサンタクロース追跡サイト
http://www.noradsanta.org/
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