月探査機が送ってきた地球のハイビジョン映像。綺麗ですね。手前にある月が荒涼としているだけに「地球って綺麗~。でも月って何もないのね。」という反応が多々。しかし、2020年に有人月着陸が実現すれば、月の風景も変わって行くに違いない。ではいったいどんなふうに? NASAの開発写真からその風景を少し探ってみましょう。 まず気になるのは、ムーンベース(月面基地)。今年2月にNASAで、月面用のユニークな膨張式の家がお披露目された。NASAのリリース文には「月でキャンプ」と書かれている。ロケットで運ぶときは折りたたんでおき、月面で膨脹させる布製のこの家は、確かにテントのイメージに近いかも。直径3.65mの円筒形でエアロックがあり、4人が7日間住むことができる。小さな窓もあるようだ。膨脹式のムーンベースは現在、様々なモデルが検討されている。来年の1月には、南極を月と見立て、実際にムーンベースを膨脹させて設営する実験などを行うそうだ。