月の表側(地球に面した側)は「海」と呼ばれる黒っぽい部分が多く見られるのに対し、裏側は白っぽい「高地」が大部分を占めています。 「海」は溶岩が固まって出来た黒っぽい玄武岩で、「高地」は白っぽい斜長岩で出来ており、組成が異なるため「海」と「高地」で色が違って見えるのです。 また、月の裏側はたくさんのクレーターに覆われ、起伏の激しい地形になっています。 さらに、地殻の厚さが、表は48kmに対し、裏は74kmもあります。 なぜ月の表と裏でこれほど違うのかは、分かっていません。