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先人の知恵や歴史、日常に役立つマナーを掲載しています。

先人に学ぶ
山田長政 遠く離れた異国の地で王となった日本人

2015年6月公開【全1回】

要旨

「海を渡って一旗揚げる」。江戸時代初期、そんな大志を抱いて日本からシャム(現在のタイ)へ渡った山田長政。
商才だけでなく武将としての統率力にも優れ、海外で王にまでに上り詰めていった。
伝説的な英雄として、後世にまでその名を残す彼の謎に包まれた生涯をひもとく。

先人に学ぶ 山田長政 遠く離れた異国の地で王となった日本人

一目で分かる山田長政 ここがすごい!偉業の数々

1
3000人ほどが暮らしていた日本人町の頭領として活躍
2
600人~800人といわれる日本人傭兵隊長を務める
3
アユタヤ王朝に攻め込んだスペイン艦隊と戦い、2度にわたり勝利する
4
シャム国使節来日の際、老中に斡旋状を送って、日本とシャムの国交・親善に尽力する
5
シャム・日本間の貿易に積極的に関わり、王室財源に寄与する
6
アユタヤ王朝の最高官位のオークヤー(大臣級の位)に昇進
7
シャムの一地方、リゴール国の王位得て一国を治める

山田長政(やまだ・ながまさ)

1590年頃、現在の静岡市生まれ。1612年頃シャムに渡る。日本人町頭領、日本人傭兵隊長として活躍し、最高官位に昇進後、地方国リゴールの王に。

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