空調の自立制御によるデータセンタの省電力化
2013年5月 掲載
NTTコムウェア株式会社は2012年11月、熱をファンで屋外へ排出することでICTシステムの安定稼働を維持する「排熱式データセンター」のサービスを開始した。データセンターの消費電力で大きな部分を占める冷却機を不要にしたことで、サーバーなどICT機器以外で消費する電力を大幅に低減している。その実現の一翼を担ったのが、三菱電機の汎用シーケンサ「MELSEC-Qシリーズ」による空調の自律制御だ。

事例のポイント
- 1. 外気温湿度、室内温湿度などの情報をもとにファン回転数などを制御し適切なデータセンター内の環境維持
- 2. MELSEC-Qシリーズによるハードウェア制御で災害時でも自律運転
- 3. データセンターのセキュリティシステムとの連携にも発展可能