旋削の自動補正で研削レスを実現し、サイクルタイムを15%改善
2017年1月 掲載
三菱電機名古屋製作所 新城工場(愛知県新城市)では、三相モータのシャフト加工の効率化を図るために、e-F@ctoryのコンセプトに基づいた加工機の自動補正システムを構築しました。旋削後のワークの寸法を測定し工具の摩耗補正値にフィードバックするシステムです。ロータ部の加工について高速加工が可能な旋削の領域を増やし、加工に時間のかかる研削をほとんど不要にしたことで、サイクルタイムを改善。さらに取り代削減も進めています。

事例のポイント
- 1. 研削による加工を旋削に置き換え、サイクルタイム改善
- 2. 工具の摩耗に合わせて補正値を変えることで、自動化を推進
- 3. 外径寸法と振れ量の実測数値をもとに研削の取り代を最適化し、加工時間を短縮