Factory Automation

シーケンサ MELSEC-Qシリーズ 特長 情報/ネットワーク

AnyWireASLINK

センサをシーケンサとリンク

AnyWireASLINKマスタユニット

QJ51AW12ALDB

センサを自在に配置し、512点の入出力を制御できます。センサの電源を、通信用のAnyWireASLINK伝送ライン(2線)で供給できるので、センサの追加も容易です。さらに、センサの断線検知やリモートユニットの設定などを、エンジニアリングソフトウェアGX Works2にて一括して管理でき、エンジニアリング工数を大幅に節約できます。

システム構成例

■ 基本構成

AnyWireASLINKは、負荷電流に応じて2線式と4線式のリモートユニットを選択いただけます。2線式に加え、ローカル電源を入れることで4線式との混在が可能となります。

■ 2線式タイプ

負荷電流が少ない場合、非絶縁タイプの2線式リモートユニットを使用することで、ローカル給電不要で簡便な配線が可能。

[2線式タイプでの構成(ローカル給電なし)]

■ 4線式タイプ

絶縁タイプの4線式リモートユニットを使用することで、ローカル給電が可能となり、負荷電流が多い用途に対応可能。

[2線式/4線式タイプ混在での構成(ローカル給電あり)]

ちょこ停(一時的な動作停止)の予防

  • センサ情報を監視、保存したり、パラメータを変更することが可能です。この機能により、ちょこ停を未然に防ぐ「予防保全」が実現できます。
  • 受光量のチェックで早めにメンテナンスができます。
  • ON/OFF感度を変更し、メンテナンスまで稼動させます。

センサシステムの調整工数削減・トレーサビリティーを実現

  • 多数のセンサを検知レベルで調整を行ったり、設定値を記録する作業には膨大な工数が必要です。AnyWireASLINKは、パソコンまたは表示器(GOT)から一括で検知レベルを設定したり、設定値の保存が可能です。センサシステムにおけるトレーサビリティーを実現します。
  • 多数のセンサでも一括設定可能。設定値の記録も自動で保存。
形 名 QJ51AW12AL
接続I/O点数 最大512点(入力256点/出力256点)
接続台数 最大128台(各リモートユニットの消費電流により変動)
最大伝送距離(総延長)*1 200m*2
伝送方式 DC電源重畳トータルフレーム・サイクリック方式
接続形態 バス形式(マルチドロップ方式、T分岐方式、ツリー分岐方式)
伝送プロトコル 専用プロトコル(AnyWireASLINK)
誤り制御 チェックサム、2重照合方式
伝送クロック 27.0kHz
RAS機能 伝送線断線位置検知機能、伝送線短絡検知機能、伝送電源低下検知機能
伝送線(DP、DN)
  • UL対応汎用2線ケーブル(VCTF、VCT 1.25mm2、0.75mm2、定格温度70℃以上)
  • UL対応汎用電線(1.25mm2、0.75mm2、定格温度70℃以上)
  • 専用フラットケーブル(1.25mm2、0.75mm2、定格温度90℃)
電源線(24V、0V)*1
  • UL対応汎用2線ケーブル(VCTF、VCT 0.75mm2~2.0mm2、定格温度70℃以上)
  • UL対応汎用電線(0.75mm2~2.0mm2、定格温度70℃以上)
  • 専用フラットケーブル(1.25mm2、0.75mm2、定格温度90℃)
伝送線供給電流*1 1.25mm2ケーブル使用時:MAX 2A
0.75mm2ケーブル使用時:MAX 1A
外部供給電源 電圧:DC21.6~27.6V(DC24V -10~+15%)、リップル電圧0.5Vp-p 以下
推奨電圧:DC26.4V(DC24V +10%)
ユニット消費電流:0.1A
伝送線供給電流:MAX 2A*1
  • *1.総延長、伝送線(DP、DN)の線径、伝送線供給電流の関係についてはマニュアルをご参照ください。
    一部のケーブル付きリモートユニットには、ユニットと一体となっている伝送線(DP、DN)の線径が0.75mm2以下になることがあります。
  • *2.伝送線(DP、DN)とユニット本体が一体となったリモートユニットについては、伝送線(DP、DN)の長さも総延長に含まれます。

三菱電機ではマスタユニットの開発・製造を、株式会社エニイワイヤと共同で行っております。
リモートユニットについては、㈱エニイワイヤのウェブサイト内AnyWireASLINKのページを参照ください。

㈱エニイワイヤ:https://www.anywire.jp/products/anywireaslink/

AnyWire DB A20

盤内・装置内の省配線ネットワークユニット

AnyWire DB A20マスタユニット

QJ51AW12D2DBPowered by AnyWire

  • AnyWire DB A20システムは独自の伝送方式により、高速で高い信頼性をもつセンサネットワークです。
  • 伝送距離50m/200m/1km/3km、伝送距離を選択できます。
  • 1ユニットで最大、入力512点、出力512点の入出力ができます(標準設定)。
  • 分岐配線をしても伝送ラインの断線検知が可能です。

AnyWire

■ 性能仕様

項 目 仕 様
伝送クロック 125kHz 31.3kHz 7.8kHz 2kHz
総延長距離 50m 200m 1km 3km
最大接続台数 128台 32台*3
伝送路形式 バス形式(マルチドロップ方式、T分岐方式、ツリー分岐方式)
  • *3.最大伝送距離(総延長)が2km以下の場合は、64台接続できます。

三菱電機ではマスタユニットの開発・製造を、株式会社エニイワイヤと共同で行っております。
リモートユニットについては、㈱エニイワイヤのウェブサイト内DB A20のページを参照ください。

㈱エニイワイヤ:https://www.anywire.jp/products/dba20/