シーケンサ MELSEC iQ-Rシリーズ 特長 CPU
C言語コントローラユニット/C言語インテリジェント機能ユニット
C言語コントローラユニット、C言語インテリジェント機能ユニットはシーケンサ上でC言語プログラムを実行できる、長期安定供給、高信頼、高性能、フレキシブルなオープンプラットフォームです。
C/C++言語プログラムでMELSEC iQ-Rシリーズのユニット管理や入出力制御を行いながら、ラダープログラムでは実現できない高速な演算処理を実行できます。
C言語コントローラユニット
ワークRAM:256MB
- リアルタイム制御
VxWorks®搭載で、汎用OSでは実現できないリアルタイムな制御を実現します。 - 高速な演算処理
C言語(C/C++)によるプログラミングで、高速な演算処理を実現します。 - 簡単なシステム構築
C言語コントローラ専用関数をユニット内にプリインストールしているため、ユニット導入後すぐに活用できます。
インタフェース(C言語コントローラ)
C言語インテリジェント機能ユニット
- CPUユニットとの分散処理
CPUユニットで制御処理、C言語インテリジェント機能ユニットで情報処理を行うことで、処理全体の時間を短縮します。 - 既存設備の機能拡張
複雑な演算・プロトコル変換など、システムに合わせたあらゆる機能の実装を実現します。 - 複数のOSに対応
機械学習に用いられるPython®などを実行できるLinux®や、データ分析の精度を向上できるVxWorks®を搭載できます。*1
- *1.本製品はVxWorks®を標準搭載しています。Linux®はOSイメージを別途ダウンロードする必要があります。
インタフェース(C言語インテリジェント機能)
特長<sup>面倒な情報処理もC/C++で簡単プログラミング</sup>
- C/C++プログラム
- 簡単プログラミング
- 技術流出の防止
- ラダープログラムでは面倒な情報処理(複雑な演算や文字列処理)を、C/C++を使って簡単にプログラミングできます
- 機密性を図りたいラダープログラムの処理部分にC言語コントローラユニットまたはC言語インテリジェント機能ユニットを使うと、独自技術の流出を防げます
専用関数・パートナーアプリケーションの活用で簡単開発
- 専用関数・ライブラリ
- パートナーアプリケーション
- Debian GNU/Linux
- 専用関数や通信ライブラリで簡単に各種シーケンサ機器にアクセスできます。また各種用途に応じたパートナーアプリケーションをご利用いただくことで、多様なシステムを構築できます
- C言語インテリジェント機能ユニットで動作可能なDebian GNU/Linuxにより、コミュニティーによって開発された最新の情報技術を活用し、開発期間を短縮できます
- C言語インテリジェント機能ユニットは、各社クラウドサービスとも連携でき、装置の遠隔操作・予防保全システム・リモートメンテナンスなどの機能も簡単に実装できます
専用の開発環境で簡単パラメータ設定・診断・モニタ・テストR12CCPU-V
- 簡単設定
- 簡単診断
- CW ConfiguratorはC言語コントローラユニットをはじめとする、MELSEC iQ-R/Qシリーズ各種ユニットのパラメータ設定・診断・モニタ・テストを簡単に行えます
- エンジニアリングソフトウェアGX Works3と同様の操作性で使用できます
手軽にアプリケーションを開発
- 簡単プログラミング
- 実機なしのシミュレーション
- ドライバの新規開発が不要で、本格的な組込みシステム開発環境をお求めやすい価格で提供しています
- CW Workbenchを使ってC/C++言語でのプログラミングができます
- CW-SimやCW-Sim Standaloneを使ってハードウェアなしでのVxWorks®のシミュレーションを行えます
性能仕様
C言語コントローラユニット性能仕様
項 目 | R12CCPU-V |
---|---|
ハードウェア仕様 | |
MPU | Arm® Cortex®-A9 Dual Core |
ワークRAM[バイト] | 256M |
ROM[バイト] | 16M |
バックアップRAM[バイト] | 4096K(デバイス/ラベルメモリのファイル格納エリア:3584KB、システム用:512KB) |
ソフトウェア仕様 | |
OS | VxWorks® Version 6.9*2 |
プログラム言語 | C/C++ |
プログラム開発環境 | CW Workbench/Wind River® Workbench 3.3*2 |
C言語コントローラユニット用設定・モニタツール | CW Configurator(SW1DND-RCCPU) |
周辺機器接続ポート | |
USB | ● |
Ethernet (1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)[チャンネル] |
2 |
RS-232(9600~115200bps)[チャンネル] | 1 |
SDメモリカードスロット | ● |
- *2.VxWorks® 6.9、Wind River® Workbench 3.3は米国ウインドリバー・システムズ社製品です。
米国ウインドリバー・システムズ社製品に関するお問合わせは、米国ウインドリバー・システムズ社製品のマニュアルをご参照またはウインドリバー株式会社(日本法人)にご連絡ください。
お問合せ先は、以下ウェブサイトをご参照ください。
www.windriver.com/japan
C言語インテリジェント機能ユニット性能仕様
項 目 | RD55UP06-V | RD55UP12-V |
---|---|---|
ハードウェア仕様 | ||
MPU | Arm® Cortex®-A9 Dual Core | |
ワークRAM[バイト] | 128M | 1G |
ROM[バイト] | 12M | |
ソフトウェア仕様 | ||
OS | VxWorks® Version 6.9(出荷時組込み済み)*3/Debian GNU/Linux | |
プログラム言語 | C/C++ | |
プログラム開発環境 | CW Workbench/Wind River® Workbench 3.3*3/TimeStorm®/Visual Studio® | |
設定・モニタツール | GX Works3(SW1DND-GXW3)*4 | |
周辺機器接続ポート | ||
Ethernet (1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)[チャンネル] |
1 | 2 |
SDメモリカードスロット | ● |
- *3.VxWorks® 6.9、Wind River® Workbench 3.3は米国ウインドリバー・システムズ社製品です。
米国ウインドリバー・システムズ社製品に関するお問合わせは、米国ウインドリバー・システムズ社製品のマニュアルをご参照またはウインドリバー株式会社(日本法人)にご連絡ください。
お問合せ先は、以下ウェブサイトをご参照ください。
www.windriver.com/japan - *4.ユニットの設定・モニタは、エンジニアリングソフトウェアGX Works3から行えます。