インバータ FREQROL-XC シリーズ 電源回生機能による省エネ運転

モータが機械を回している力行状態に対し、モータが機械に回され発電機となっている回生状態では、モータからの回生エネルギーを電源側に返すため、省エネになります。
例えば、力行時70kW、回生時30kWの運転パターンでは30%の電力を削減できます。
電源回生機能は、用途に応じて2つのモードを選択できます。
回生エネルギーの活用によりムダをなくすことで、装置のCO2排出量(使用電力量)
の削減が可能となります。これにより、カーボンニュートラルへの貢献という新たな付加価値を生み出します。

インバータ最大10台接続でトータルコスト削減

共通コンバータとして接続できるインバータは、FR-CV(従来機種)では最大6台に対してFR-XCでは最大10台まで*1台数アップしました。
回生運転時のエネルギーを他のインバータで流用できるため、省エネ運転が実現できます。
インバータ毎にそれぞれブレーキユニットを使用する必要がなくトータルスペース、トータルコストの削減が図れます。
*111台以上のインバータ接続をご希望の際は、お買上店または当社営業所までご連絡ください。

必要な回生容量に合わせて省スペース

力行時はインバータから電力供給、回生時はFR-XCから電源に回生します(共通コンバータとして使用できません)。インバータ容量に対して回生電力が小さい場合に、必要な回生容量に応じたFR-XCの容量選定ができ省スペースが図れます。
例えば、インバータ容量が30Kでも、回生電力が5.5kWであれば、FR-XCの容量を7.5Kとすることができます。

在庫の共通化
モードや制御の切替で在庫の共通化
FR-XC は、組み合わせるオプションを変更することで1台のユニットで3種類の接続モード(共通母線モード、高調波抑制制御モード、回生専用モード2)に対応することができます。接続モードの設定は、機能選択スイッチとパラメータで行います。
用途に応じて使い分けできるため、予備のコンバータを共通化できます。(専用リアクトルFR-XCL/FR-XCG、または専用リアクトルボックスFR-XCBとの組合わせで使用します。)
