超大容量サーボモータの駆動方式として並列駆動を採用。電源回生コンバータユニットMR-CV55K4とドライブユニットMR-J4-DU_KB4-RJ100
を2組または4組使用し、超大容量サーボモータを駆動します。
コンバータユニットは電源回生方式の採用により、回生エネルギを有効活用し省エネシステムを実現します。
■並列駆動システム構成例
コンバータユニットとドライブユニットを1組として、これを2組または4組接続する並列駆動システムを採用することで、110 kW~220 kWの超大容量サーボモータを駆動します。
SSCNETⅢ/Hの高精度な同期通信により超大容量並列駆動システムを実現します。
■サーボアンプ処理のタイミング
エンコーダ配線にデイジーチェーン方式を採用。エンコーダプライマリサーボアンプからエンコーダスタンドバイサーボアンプへと、全てのサーボアンプにエンコーダ情報を受け渡すことで、省配線を実現します。エンコーダ分配ユニットは不要です。
また、エンコーダケーブルにサーミスタ信号線を追加。サーミスタ信号の配線は不要です。
サーボモータのロータ構造の最適化により、高速/高加速を実現しました。
HG-JR_K24W0Cサーボモータは安全レベルを向上させたエンコーダを標準搭載。
ドライブユニットにMR-D30機能安全ユニットを組み合わせることで、カテゴリ4 PL e, SIL 3 (STO/SS1/SS2/SOS/SLS/SBC/SSM) に対応します。
サーボモータの冷却ファンを側面配置することにより、業界最小クラスの全長を実現しました。
超大容量サーボモータのラインアップ拡充で、装置の高出力化や、油圧からの電動化に対応します。