産業用ロボットMELFA 機能拡張オプション MELFA Smart Plus
キャリブレーション支援機能
2Dビジョンセンサの立ち上げの容易化、作業精度の向上を実現。
面倒なティーチング作業を自動化し、精度のバラつきの低減が図れます。
キャリブレーション支援機能の種類
機能 | 用途 |
---|---|
自動キャリブレーション | ロボット×2Dビジョンセンサ |
ワーク座標キャリブレーション | ロボット×周辺機器/治具 |
ロボット間相対キャリブレーション | ロボット×ロボット |
詳細はMELFA Smart Plus カタログをご参照ください。
自動キャリブレーション
自動で座標のキャリブレーションが可能に。簡単立ち上げを実現。
ロボット座標とセンサ座標の複数の対応点を教示し、ロボットとカメラ間の位置関係を自動的に算出します。
簡単セットアップと精度向上
- ティーチング作業を自動化することにより、簡単セットアップが可能です。
- 自動キャリブレーション条件設定画面にて、カメラ設置方式や視野の大きさ、解像度などを設定。
- 自動的に教示点を生成し、自動キャリブレーションが可能。
- ロボットによる自動キャリブレーションによって動作条件が安定し、精度のばらつきが少なくなり、精度向上につながります。
3つのカメラ設置方式に対応
ワーク座標キャリブレーション
ティーチング作業を自動化。ロボットと周辺機器とのキャリブレーションが簡単に。
ビジョンセンサを用いて、ロボット座標と周辺機器や治具などの
ロボット外の任意座標(ワーク座標)とのキャリブレーションを行います。
注1) 本機能は、2Dビジョンセンサをハンドアイとして使用する場合のみ適用です.
注2) 水平多関節ロボット(4軸)には対応しておりません。
ティーチング作業の煩わしさを解消
あらかじめ自動キャリブレーション機能を使用し、ロボット-ハンドアイ間のキャリブレーションを実施。
ワーク座標のティーチング作業を自動化し、作業時間と作業の煩わしさを軽減します。
ワーク座標とロボットの位置関係が変わってしまう環境下でも、自動でキャリブレーションが可能に。
無人搬送車や台車に搭載されたロボットと作業パレットとのキャリブレーションが簡単になります。
ロボット間相対キャリブレーション
煩雑なティーチング作業を自動化。簡単に干渉回避や協調作業が可能に。
共通のワーク座標を複数のロボットで定義することによってロボット間の位置関係を求めることができます。
注1) Dタイプロボットには対応しておりません。
注2) 水平多関節ロボット(4軸)には対応しておりません。
立ち上げ工数の低減
同じワークの座標を複数のロボットで共有するためのキャリブレーションを自動化。作業者による精度のバラつきや作業者の作業負担を軽減できます。
使用例
対応機器
MELFA Smart Plus カード
品名 | 形名 | |
---|---|---|
MELFA Smart Plus カード | A タイプ | 2F-DQ511 |
MELFA Smart Plus カードパック | A タイプ | 2F-DQ510 |
AB タイプ | 2F-DQ520 |
ロボット
機能 | ロボット | ロボットコントローラ | RT ToolBox3 |
---|---|---|---|
自動キャリブレーション | FR シリーズ, CR シリーズ |
CR800-D/R/Q Ver.A3 以降 (MELFA Smart Plus カードパック [2F-DQ510]: Ver.A1 以降) |
Ver.1.00 以降 |
ワーク座標キャリブレーション | RV-FR シリーズ, RV-CR シリーズ (※1) |
CR800-D/R/Q Ver.A3 以降 (MELFA Smart Plus カードパック [2F-DQ510]: Ver.A1 以降) |
|
ロボット間相対キャリブレーション | RV-FR シリーズ (※1) | CR800-R/Q Ver.A3 以降(※2) (MELFA Smart Plus カードパック [2F-DQ510]: Ver.A1 以降) |
※1) ワーク座標キャリブレーションは、水平多関節ロボット(4軸)に対応していません。
※2) ロボット間相対キャリブレーションは、水平多関節ロボット(4軸)、Dタイプコントローラに対応していません。
関連カタログ
※製品仕様などの詳細はカタログをご覧ください。