産業用ロボット 垂直多関節ロボット RV-CRシリーズ


軽量化とシンプルな構造
本体軽量化
RV-8/12CRLは駆動系のシンプル化とアーム構造の最適化で本体質量は削減しながら可搬質量の拡大を実現しました。
自動化セルや製造装置へ組み込みやすくなり、スリムな構造と合わせて取り回しやすいロボットです。
シンプルな構造でメンテナンス性向上
ベルトを介さない同軸ドライブ
各軸の駆動伝達にベルトを使用しない同軸駆動を採用(RV-8CRLはJ4/5軸、RV-12CRLはJ5軸を除く)。
機構のシンプル化で伝達効率と信頼性が向上しています。
また、ベルトの定期点検時の点数が減ることで、メンテナンス性の向上も実現しています。
バックアップバッテリレス
HKモータの採用でロボット内エンコーダのバックアップでバッテリが不要に。
定期交換の費用や手間を省くとともに、バッテリ切れによる原点消失リスクを無くします。
高性能モータ搭載

実用性能を追求
バッテリの定期交換が不要なバッテリレスモータ採用。トルク特性・精度・応答性の向上とともに、大幅な小型・軽量化を実現。ロボット動作性向上とコンパクト化に大きく貢献しています。
張り出しのない構造

張り出しのない構造で周囲との干渉を抑制
RV-8CRL
RV-8CRLは、スリム・コンパクトな外観と小型のロボットベースに加え、前後左右への張り出しを抑えた構造でロボット動作時の周囲との干渉を抑制。自動化セルや製造装置への組み込みに適した構造としています。
大型ハンドに対応

大型ハンドで様々な状況に対応
RV-12CRL
RV-12CRLは、モーメント、イナーシャが大きく、ハンド制御用の入出力点数が豊富にあるため、大型で複雑なハンドを取り付けることが可能です。
これにより、大型ワークの搬送を安定して行うことや、シリンダーやパッドを多数必要とするハンドを使用して作業を行うことが可能になります。
簡単配線・配管
アーム内装で簡単配線・配管

ハンド制御などに利用できる信号線とエア配管をベース部から フォアアーム部まで内蔵。
RV-8CRL
信号線の両端は汎用のD-subコネクタが接続されており、用途に合わせて自由に利用可能です。
RV-12CRL
信号線の両端は15芯のコネクタが2つあり、より多数の信号を取り扱うことが可能です。また、コネクタやエア継手は側面についているため、配線の取り回しが行いやすくなっています。
外側配線/配管をサポート

RV-12CRL
RV-12CRLは、本体左側面に外側配線/配管を行いやすくするためのねじ穴を多数備えています。機内配線/配管は右側面から引き出すため、干渉せずに配線を行うことができます。
MELFA Smart Plus対応 (*1)

RV-8CRL
「ビジョンセンサ」との連携強化や「力覚センサ」の進化により、より高速・高精度で高度な作業を実現します。「MELFA Smart Plus」にも対応しています。
(*1:RV-12CRLは対応しておりません。)
MELFA Smart Pulsとは
- 「MELFA Smart Plus」は次世代知能化を実現するオプションです。
- MELFA Smart Plusカードをコントローラに挿入することで各種知能化機能をご使用頂けます。
- 「知能化機能」や「AI機能」を活用し設計・立上げ・運用・保守のさまざまフェーズで、ロボット導入の容易化と、難易度の高い作業工程の自動化を可能にします。
安全機能
- 安全監視機能
国際規格の要求に適合した高い安全性により、柔軟な設備を構築できます。 - 安全I/O
2重化された安全I/Oを入力8点/出力4点に拡張。多様な安全システムの構築が可能に。 - 安全ロジック編集
安全監視機能の作動条件を設定画面から簡単に定義可能。
関連カタログ
※製品仕様などの詳細はカタログをご覧ください。