C言語コントローラユニットは、デュアルコアArm®ベースで開発され、複数プログラムの同時実行が可能なCPUユニットです。
また、堅牢性と定時性を兼ね備えたC言語コントローラは、パソコン/マイコンに代わるプラットフォームとして活躍します。さらに、C言語コントローラのファンレス構造は、塵埃を巻き上げることがなく、マイクロチップ工場のようなクリーン環境での使用に最適です。高性能・フレキシブル・堅牢といったMELSEC iQ-Rシリーズの優れた特長を活かし、様々な産業用途のオートメーションシステムを実現します。
C言語コントローラには、各種ドライバが組み込まれたリアルタイムOSがインストール済みです。ドライバの開発や新たなOSのインストールが不要、専用関数で各種ユニットに簡単アクセスできるため、導入が簡単で開発コストも抑えられます。CW Workbench(プログラミングソフトウェア)、CW Configurator(設定・モニタツール)、そしてCW-Sim(VxWorks®のシミュレータ)の3つのツールで、C言語プログラムの開発を強力にサポートします。
C言語コントローラユニット専用関数(CCPU関数)、MELSEC通信関数(MD関数)を使用することで、C言語コントローラユニット、I/Oユニット、インテリジェント機能ユニット、ネットワークユニット、シーケンサCPUやモーションCPUへのアクセスなど、シーケンサ機器を扱うアプリケーションを作成できます。
C言語コントローラユニットをはじめとする、MELSEC iQ-R/Qシリーズの各種ユニット*1(ネットワークユニット、インテリジェント機能ユニット、入出力ユニットなど)のパラメータ設定・診断・モニタ・テストを、CW Configuratorを使って簡単に行えます。また、CW Configuratorは、MELSEC iQ-R用プログラミングソフトウェアGX Works3と同様の操作性で使用できます。
ドライバの新規開発が不要で、本格的な組込みシステム開発環境をお求めやすい価格でご提供しています。CW Workbenchを使ってC/C++言語でのプログラミング、そしてCW-SimやCW-Sim Standaloneを使ってハードウェアなしでのVxWorks®のシミュレーションを行えます。
ラインアップ関数一覧
FFT*1演算、デジタルフィルタ演算など、シーケンサCPUのラダーでは実現困難なデータ解析・判定処理を行う関数を、iQ-Rシリーズ C言語コントローラユニット用のライブラリとしてラインアップ⇒データ解析・判定処理を手軽に実現できます。
形 名 | 概 要 |
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入出力点数:4096点 エンディアン形式:リトルエンディアン SDメモリカード:使用可 OS:VxWorks® Version 6.9 ワークRAM:256MB |
形 名 | プリインストールソフトウェア | 備 考 |
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R12CCPU-V-BZ18 | メッセージ送信機能を搭載しています。 | |
R12CCPU-V-BZ19 | メッセージ送信機能を搭載しています。 | |
R12CCPU-V-BZ1A | メッセージ送信機能が非搭載です。 | |
R12CCPU-V-BZ1B | メッセージ送信機能が非搭載です。 |