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Factory Automation

 

計装ソリューション(MELSEC計装/二重化システム)

プロセスCPUユニット、SIL2プロセスCPUユニット、二重化機能ユニット(MELSEC iQ-Rシリーズ)

小規模から大規模まで高速・高信頼システムを実現

お客様自身でシステム構築ができるため、メーカー専用のコントローラ(DCSなど)にかかっていたイニシャルコストおよび、ランニングコストを削減し、単純なループ制御から複雑なループ制御まで、プロセスの状況に応じたきめ細かな計装制御を実現します。

*1. ループ数は目安です。ループ制御以外のプログラムが大きくなる場合に、ループ数を確保できない場合があります。

二重化システムの遠方配置と高速系切替え

二重化システム間の距離を550mまで延長可能とするトラッキングケーブルを接続することで、制御系と待機系のシステムを別々の制御盤に遠方配置できます。トラッキングケーブルの光ファイバーケーブルはノイズの影響を受けず、高速データ通信が可能です。制御系から待機系への系切替え時間を約10msに短縮し、信頼性を向上した継続制御を実現します。

シングルポイントの削減で信頼性向上

制御系CPUと待機系CPUによる二重化構成、二重化システム用増設ベースによる増設ケーブル二重化構成、CC-Link IEフィールドネットワークの二重ループによるネットワークケーブル二重化構成、リモート局に2台のリモートヘッドユニットを装着したリモートヘッドユニット二重化構成により、各階層にわたる二重化を実現し、シングルポイントを削減しています。異常発生時には、システムの運転を停止することなく、各種ケーブル、ユニットのオンライン交換が可能です。

SIL 2対応ユニットと非対応ユニットの混在構成が可能

MELSEC iQ-Rシリーズ SIL 2二重化システムは、高信頼性が必要な公共性の高い社会インフラ分野において求められるSIL 2に対応*2しており、グローバルニーズにお答えします。

*2. 2022年12月以降、SIL 2対応はTÜV Rheinland®による安全規格適合認証から弊社による自己宣言へ切替えとなります。

上の ABC をクリックしてください。

SIL 2対応入力/出力構成

診断機能付き入力ユニット(RX40NC6B)、および診断機能付き出力ユニット(RY40PT5B)をそれぞれ2台セットで構成し、安全制御プログラムを組み合わせることで、安全入力/出力が可能です。

SIL 2対応アナログ入力構成

絶縁アナログ入力ユニット(R60AD8-G)を2台、絶縁アナログ出力ユニット(R60DA8-G)を1台、診断機能付き出力ユニット(RY40PT5B)を1台の計4台のユニットと安全制御プログラムにより、安全なA/D変換を実現します。2台のアナログ入力ユニットからデジタル演算値を取得し、取得したデジタル演算値の照合を行います。

SIL 2対応アナログ出力構成

絶縁アナログ出力ユニット(R60DA8-G)を1台、絶縁アナログ入力ユニット(R60AD8-G)を1台、アナログSIL2専用出力ユニット(RY40PT5B-AS)を1台の計3台のユニットと安全制御プログラムにより、安全なD/A変換を実現します。アナログ出力ユニットが出力したアナログ値が設定値相当の出力となっているか、照合を行います。

*3. アナログ入力(電流/電圧)には、M2MNV-13-R/CE-X(特注品 特物番号:36111)を使用してください。
*4. アナログ出力(電流)には、M2MNV-13-R/CE-X(特注品 特物番号:36111)、アナログ出力(電圧)にはM2MNV-23-R/CE-X(特注品 特物番号:36153)を使用してください。
プロセスCPUユニット/SIL2プロセスCPUユニット性能仕様
LD:ラダーダイアグラム  ST:ストラクチャードテキスト  FBD:ファンクションブロックダイアグラム  SFC:シーケンシャルファンクションチャート
項 目 R08PCPU R16PCPU R32PCPU R120PCPU
演算制御方式 ストアードプログラム繰返し演算
入出力制御方式 リフレッシュ方式(ダイレクトアクセス入出力(DX、DY)の指定により
ダイレクトアクセス入出力可)
プログラム言語 LD ST FBD SFC
プログラミング拡張機能 ファンクションブロック(FB)、ラベルプログラミング(システム/ローカル/グローバル)
プログラム実行タイプ 初期実行タイプ*5、スキャン実行タイプ*5、定周期実行タイプ、
イベント実行タイプ*5、待機タイプ*5
入出力点数[X/Y][点] 4096 4096 4096 4096
コンスタントスキャン[ms]
(スキャンタイムを一定にする機能)
0.2~2000
(0.1ms単位で設定可能)
メモリ容量
プログラム容量[ステップ] 80K 160K 320K 1200K
プログラムメモリ[バイト] 320K 640K 1280K 4800K
デバイス/ラベルメモリ
(ECC対応)*6[バイト]
1188K 1720K 2316K 3380K
データメモリ[バイト] 5M 10M 20M 40M
命令処理時間
LD命令[ns] 0.98 0.98 0.98 0.98
MOV命令[ns] 1.96 1.96 1.96 1.96
E+命令(浮動小数点加算)[ns] 9.8 9.8 9.8 9.8
ST言語 IF命令*7[ns] 1.96 1.96 1.96 1.96
ST言語 FOR命令*7[ns] 1.96 1.96 1.96 1.96
PC MIX値*8[命令/μs] 419 419 419 419
周辺機器接続ポート
USB2.0 High Speed(miniB)
Ethernet(100BASE-TX/10BASE-T)
メモリインタフェース
SDメモリカード
拡張SRAMカセット
安全規格
IEC 61508 SIL 2
機能*9
多重割込み機能
標準PID制御機能
プロセス制御機能
データロギング機能
セキュリティ機能
ユニット間同期機能*10
SLMP通信機能
オンラインユニット交換
項 目 R08PSFCPU
-SET*11
R16PSFCPU
-SET*11
R32PSFCPU
-SET*11
R120PSFCPU
-SET*11
演算制御方式 ストアードプログラム繰返し演算
入出力制御方式 リフレッシュ方式(ダイレクトアクセス入出力(DX、DY)の指定により
ダイレクトアクセス入出力可)
プログラム言語 LD ST*5 FBD*5
プログラミング拡張機能 ファンクションブロック(FB)、ラベルプログラミング(システム/ローカル/グローバル)
プログラム実行タイプ 初期実行タイプ*5、スキャン実行タイプ*5、定周期実行タイプ、
イベント実行タイプ*5、待機タイプ*5
入出力点数[X/Y][点] 4096 4096 4096 4096
コンスタントスキャン[ms]
(スキャンタイムを一定にする機能)
0.2~2000
(0.1ms単位で設定可能)
メモリ容量
プログラム容量[ステップ] 80K*12 160K*12 320K*12 1200K*12
プログラムメモリ[バイト] 320K 640K 1280K 4800K
デバイス/ラベルメモリ
(ECC対応)*6[バイト]
1178K 1710K 2306K 3370K
データメモリ[バイト] 5M 10M 20M 40M
命令処理時間
LD命令[ns] 0.98 0.98 0.98 0.98
MOV命令[ns] 1.96 1.96 1.96 1.96
E+命令(浮動小数点加算)[ns] 9.8 9.8 9.8 9.8
ST言語 IF命令*7[ns] 1.96 1.96 1.96 1.96
ST言語 FOR命令*7[ns] 1.96 1.96 1.96 1.96
PC MIX値*8[命令/μs] 419 419 419 419
周辺機器接続ポート
USB2.0 High Speed(miniB)
Ethernet(100BASE-TX/10BASE-T)
メモリインタフェース
SDメモリカード
拡張SRAMカセット
安全規格
IEC 61508 SIL 2
機能*9
多重割込み機能
標準PID制御機能
プロセス制御機能
データロギング機能
セキュリティ機能
ユニット間同期機能*10
SLMP通信機能
オンラインユニット交換
*5. 安全制御プログラムでは使用できません。
*6. 拡張SRAMカセットを装着することにより、デバイス/ラベルメモリエリアを拡張できます。
*7. ST言語のIF文、FOR文などの制御構文は、複数の命令を組み合わせて実現しており、条件に応じて処理時間が加算されます。
*8. 1μsで実行する基本命令やデータ処理などの平均命令数です。数値が大きいほど処理速度が速いことを示します。
*9. メモリダンプ機能、リアルタイムモニタ機能は使用できません。
*10. ユニット間同期機能は二重化モードでは使用できません。
*11. SIL2プロセスCPUユニット(R□PSFCPU)とSIL2機能ユニット(R6PSFM)のセット品でのみお求めいただけます。
*12. 安全制御プログラム用に40Kステップのプログラム容量が割り付けられています。
二重化機能ユニット性能仕様
項目 R6RFM
通信ケーブル 光ファイバーケーブル(マルチモードファイバー)*13
最大ケーブル長[m] 550(コア外径50μm時)
トラッキング転送容量[ワード] 1M
*13. 三菱電機システムサービス株式会社製 光ファイバーケーブルについてはこちらをご参照ください。